黒森峰女学園の重駆逐戦車エレファント製作・塗装

Jagdpanther Tiger(P) Elephant - Girls und Panzer, Kuromorimine

さて今回製作・塗装を行う戦車は、ガールズ&パンツァーのTVシリーズ、第11話と第12話に登場する黒森峰女学園のエレファントです。ドイツの重駆逐戦車で、M3リーに薬莢を捨てるところを超至近距離の真後ろから撃ち抜かれてしまったあの子であります。紗希ちゃん天才。

劇中ではあまり大きな活躍の無かったエレファントですが、実に迫力のある素敵戦車なのであります。そんなわけで完成版がこちらです。

だいぶ会心の写真でした。そんなエレファントの塗装と作製の記録なのですが、今回は途中の写真が全くないので、ほぼ完成ギャラリーです。このエレファントはだいぶ前に作ったのですが、最近油絵具を手に入れたので、油彩を使ったフィルタリング等でより雰囲気を上げて仕上げてあります。




エレファントの製作

今回はニチモのキットを使って製作を行います。ヤフオクで手に入れました。製作はだいぶ前なのでよく覚えていないのですが、転輪の製作と接着で間違えてしまい、一度全部バラして再度取り付けたりしました。転輪がガタガタしているのはこのためであります。。そんなに組みやすいキットではありませんが、隙間はパテで地味に埋めたりしながら、なんとか完成までこぎつけました。


黒森峰エレファントの塗装

基本塗装はダークイエローを混ぜたものを塗りました。塗る面積が広いので中々やりごたえがあります。2度ほど同じ色で塗装したら、細部(予備履帯やスコップなどのOVM)を塗装します。ダークブラウンで墨入れをしたらチッピングです。チッピングはこの時はまだあまり慣れていなかったので、ほんの少しだけ、ジャーマングレイをスポンジにつけたものをぽん、ぽん、と当てて施しました。

チッピング後は100均のパステルに入っている明るめのオレンジ系のものを削って粉にし、隙間等に流し込んだりしました。墨入れをした箇所やその周辺に明るい色を置くことで、コントラストを強調するためです。あんまりうまくはいってませんでしたが。。

チッピングの後はいつものようにメタリックグレイをドライブラシしてほぼ終了、まで行ったのがこの戦車だったのですが、数ヶ月経ったところで、油絵具の実験第1号として、再塗装を行いました。

最近購入したのは、ホルベインの油絵具で下記のセットで12色入りのものです。正直に言ってしまえば、何の色が使えるのか全く想像が付いていなかったので、とりあえず12色入りセットのものを買いました。

購入したものはこれで正解でした。種類も豊富ですし、組み合わせ次第で色も作れるのでひとまずこれで良いんじゃないかと思いました。

まずはフィルタリングを行います。バーントシェンナ、パーマネントイエロー、コバルトブルーを少しずつ筆に取り、ちょんちょんと乗せるイメージでランダムに色を置いていきます。これをエナメル溶剤で濡らした綿棒で広げたり、上から下に(雨だれ後をイメージして)広げながら、全体のトーンを変えていきます。

油彩の塗料というのは面白くて、塗るとしっとりとした味のある風合いになります。フィルタリングよりは少し多めの塗料を点々と置いたら、それを指の腹で周辺にゆっくりと馴染ませるようにこすりつけると、ドライブラシのように色を乗せていくことができました。

下の写真はもともとのっぺりとしたところに油彩絵の具を置いて、指の腹で広げたものです。濃いところ、薄いところが混ざり合い、味わいのある色合いになりました。

そんなこんなで色合いを整えたら終了であります!今回は途中写真がなくって、説明が雑でした。すみません。。



黒森峰のエレファント重駆逐戦車の完成ギャラリー

油彩絵の具を使ったことで、全体が落ち着いたトーンになりつつ、単調な平面にも幾分変化を付けられたのではないかと思います。それにしてもおっきいです。

巨大な砲塔に長く伸びた戦車砲。冷静に考えて、こんなのに立ち向かうなんてゾッとしますが、立ち向かっていったM3リーとうさぎさんチームの皆さんは本当にえらい。

油彩をさらに重ねていくことで、より複雑で深みのある雰囲気にすることができました。車体前面のボツボツが付いているところは、とても良い感じになり、お気に入りになりました。

せっかく長い砲が付いており、少しだけ上左右に動くので、記念撮影。

迫ってくるのであります!

そんなわけで短めでしたが、黒森峰のエレファント塗装でした。それにしても油絵具は面白い。今後はどんどん使っていこうと思います!