最近戦車の写真が増えてきて、単純に画像を移動するだけでは僕の Macbook Air は容量が足りなくなってきてしまいました。容量問題を解決するには、やはり外部ストレージにファイルを外出しにしてしまうのが合理的です。
解決する / できるようになること
- 大量の写真がいっぱいでPCが一杯にならないようになる
- 大量の写真をある程度カテゴリに分けて管理できるようになる
- PCを乗り換えても(Mac間なら)問題ないので持続可能な写真管理ができる
- ソフトウェアにお金がかからない(外付けHDDを購入する必要はあります)
外部ストレージといえば、やはり外付けHDD(ハードドライブ)です。専用の電源が不要で、USBで繋げば使える小型の下記のような商品が便利です。私は旅行写真などが結構増えてしまうので、1TBを使っています。これだけあれば撮り放題なのであります!
Mac には「写真」というアプリが付いているので、これを使って写真を管理します。ただ画像ファイル単位では管理できないようになっているので、面倒ですが、小技を駆使する必要があります。
写真アプリでは「ライブラリ」という単位で画像群を管理しています。このライブラリ内に画像が入っていて、編集前のオリジナル、編集後の画像などが1つにまとまっています。もちろん中を見てオリジナル(masterというフォルダです)をいじっても良いのですが、気も使いますし、画像を見ながらオペレーションができないので、あまりお勧めしません。
今回は「今あるライブラリを複数に分割してHDDに保存する方法」と「すでに作ってあるライブラリに画像を移動する方法」をご紹介します。けっこう苦労しました。。。
ちなみにMacの写真アプリ用にライブラリ間の画像ファイルを移動するなどの管理ができる「PowerPhotos」というツールがありますが、無料版では画像の移動ができず、30ドルほど値段がすることを考えるとちょっと嫌ですね。気合いと根性で無料でやりましょう。その分手間は掛かりますのでご承知おきください(ちなみにこの記事は主に次回またやる際の自分のための備忘録です)。
今ある写真を外付けHDDに書き出す方法
Mac における写真管理はライブラリである
Mac は写真をライブラリ、という群体で管理しています。写真単位ではないので、去年の秋旅行の写真を外付けHDDに書き出しておこう、と思っても融通が効かず、そういったことはできません。私の場合、気合を入れて旅行に行くと2000枚を超える写真を撮ってしまっていて、1枚につき5MB近くあるため、あっという間に容量を食っていってしまいます。
そこで大型イベント(2000枚越え)は外付けHDDにライブラリとして書き出しています。また最近は戦車ばかり撮っていますが、ブログの記事を書いた後はそう何度も見返さないため、これも別途ライブラリを作成し、PCのディスク容量がやばくなってきたら書き出してスッキリさせています。戦車専用ライブラリではアルバムとして各車両をまとめているので、非常に見やすくて便利なのであります。
さて、初期設定では皆さん1つのライブラリを使っています。実際のところファイルがどこにあるのか気になる方は、ライブラリは Finder -> 上部メニューの「移動」→ 「ホーム」へ移動し、「ピクチャ」というフォルダに行くと見つかります。私の場合は「写真ライブラリ」となっていました。
ライブラリを分割してHDDへ書き出す 5ステップ
写真の切り出しプロセスを大雑把に解説すると以下のようになります。
- 外付けHDDに書き出したい写真を「写真」アプリ上で選択し、任意のフォルダにコピー&ペーストで出力する
- 新しくライブラリを作成する
- 作成したライブラリに、Step1 で書き出した画像を読み込む
- ライブラリを外付けHDDに移動する
- 不要ファイルの削除
他にもライブラリごとコピーするやり方もあるのですが、画像単位で取捨選択して書き出せるメリットがあるこちらの方法を紹介します。応用も効きますしね。
ステップ1: 写真の選択とフォルダへの書き出し
Mac の写真アプリを起動します。また Desktop 等に書き出し用のフォルダを作っておきます。下のスクリーンショットのように画像を選択して(マウスでも Control を押しながら複数選択でも)、書き出し用フォルダにドラッグ&ドロップします。これでOK。
このステップでは写真のコピーであって移動ではない点にご注意ください。書き出し用フォルダの中身は作業が終わったら消しておきましょう。
ステップ2: 新しくライブラリを作成する
新規ライブラリを使うには、「Option」のボタンを押したまま、写真アプリを起動します。アプリケーションフォルダを開き、写真アプリのアイコンを見つけたら、上記2つのキーを押下したまま、アイコンをダブルクリックします。
そうすると下記のようなウィンドウが表示されますので「新規作成」を選びます。名前はわかりやすいものにしましょう。今回は戦車写真を入れる専用ライブラリにしますので「Tanks」と名付けました。
そうすると空っぽのライブラリの完成であります。
ステップ3: 作成したライブラリに画像を取り込む
「写真」の左上メニューから「ファイル」→「読み込む」を選択します。Step1 で書き出したフォルダを選択し、画像を読み込みましょう。これで分割完了です!
Step4: ライブラリを外付けHDDに移動する
すでに書きましたが、ライブラリは Finder -> 上部メニューの「移動」→ 「ホーム」へ移動し、「ピクチャ」というフォルダに行くと見つかります。今回は戦車写真用のライブラリを作ったので、Tanks という名前になっています。
これをドラッグ&ドロップで外付けHDDにぽいっと置きます。データサイズが大きくなりがちなので時間が掛かるかもしれませんので、気長に待ちましょう。
移動が終わったら、今起動している写真アプリを終了させて、外付けHDDに移動した新しいライブラリをダブルクリックします。無事に写真アプリが起動したら移行完了であります!
ステップ5: 不要ファイルの削除
最後にもう不要になったファイルを消しておきましょう。PC本体に残ったライブラリ(この場合 Tanks)は不要になりますので、削除しちゃって下さい。また書き出し用に作っておいたフォルダも不要なので消しておきます。また、ゴミ箱も合わせて空にしてしまえば、PCのディスク不足はかなり改善されるかと思います。
また元の写真ライブラリからも移動した画像を消しておきましょう。写真アプリは削除した写真も簡単に復元できるようになっていますが、これは元の画像を実は消さずに持っているからです。表面上見えなくなっていても残っているわけで、当然ファイルサイズ分、容量を圧迫してしまいます。
写真アプリの上部メニューから「ファイル」→「最近削除した項目を表示」を選択します。そうすると削除した画像が出てきますので、ページ右上にある「すべてを削除」ボタンを押しましょう。これでライブラリ内に保持していた不要画像も綺麗に削除でき、容量も確保できます。
外付けHDDのライブラリに画像を移動する方法
これまでのプロセスで、
- 任意の画像を
- 任意のライブラリに書き出す
ことができるようになりました。これを応用してまた増えてしまった戦車の写真を、すでに作ってある外付けHDDのライブラリに移動します。旅行の写真とかは見返したりしたいのですが、戦車とかはですね、消すのはちょっと何だかあれなんですが、別にPCに入れておく必要はないので外付けHDDに出してしまうわけです。
ここでやる事は「今ある写真を外付けHDDに書き出す方法」の応用なのでほとんど一緒ですが、一応ステップをご紹介します。
- 追加で外付けHDDに書き出したい写真を「写真」アプリ上で選択し、任意のフォルダにコピー&ペーストで出力する
- 作成済みライブラリで、Step1 で書き出した画像を読み込む
- 不要なファイル削除
では見ていきましょう。
ステップ1: 追加で外付けHDDに書き出したい写真を「写真」アプリ上で選択し、任意のフォルダにコピー&ペーストで出力する
書き出したい写真を選んだら、あらかじめ作っておいた書き出し用のフォルダにドラッグ&ドロップでコピーします。下のスクリーンショットでは左側が写真アプリで、右側に書き出し先となるフォルダを開いています。で、左側で選んでそのまま右のフォルダに移動させます。
ステップ2: 作成済みライブラリで、Step1 で書き出した画像を読み込む
外付けHDDに作ってあるライブラリをダブルクリックして起動します。あとは書き出しておいた画像を読み込みましょう。
ステップ3: 不要なファイル削除
最後に不要になったファイルを削除しておきましょう。書き出し用のフォルダに入れておいた画像は削除し、ゴミ箱も空にしておきます。また、PCで使っているライブラリに入っている写真からも移動した画像は消しておきましょう。
まとめ
Mac は Windows と違って写真をライブラリというものに入れている分、写真単位でのシンプルなデータの外付けHDD化というのがやりづらいです。とはいえ出来ないわけではないので、頑張りましょう。ちなみにお金を払ってソフトウェアを購入すれば、もっと楽にできるらしいので、費用対効果を見つつ導入を検討しても良いかもしれません。
僕がデータ移行の必要に迫られるのは、大型旅行に行った場合や、1年に1回くらいなので、そんな時にまとめてやっています。
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