[戦車塗装] ガルパン継続高校のBT-42を筆塗りで製作/塗装します!

Finnish Assault Gun BT-42 - Girls und Panzer, Keizoku

ついにきましたBT-42です!ガールズ&パンツァー劇場版で大活躍した継続高校の戦車で、劇場版公開からすぐにタミヤのキットが品切れになると同時にAmazonランキングで1位になるという謎の現象を巻き起こしましたね。

僕は友人に勧められてようやく見に行った口なので、すでにBT-42は入手できず、悶々とする日々を耐え、再生産されたキットが手元に届いたのが9月、ついに完成であります!もはや脳内でカンテレが鳴り止みません!タミヤさんのBT-42、嬉しくって4輌買っちゃいましたよー。もうー。うーん。どうしよう。。。やっちまったなぁ。。。あとで考えよう。。


継続高校のBT-42 塗装レシピ

継続高校のBT-42はなにげに冬季迷彩なので、すごくあわい迷彩を入れないといけないです。どうしたもんかと悩みましたが、100均グッズでなんとかする、という荒技で乗り切りました。



継続高校のBT-42 製作

さて製作です。タミヤから発売されているBT-42のキットを使いました。Eastern Express のキットもあるようですが、評判がひどく良くないので、タミヤのキットが良いかと思います。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.318 フィンランド軍 突撃砲 BT-42

一時期は価格が高騰し、5000円とか8000円みたいな値付けがされていましたが、2016年10月現在、価格は安定しています。3000円前後でしょうか。

さっそく組んでいきましょう。BT-42はタミヤのキットの割に結構パーツ数も多く、工作のステップも多いです。数日かけてチマチマと作りました。徐々にBT-42に仕上がっていくこの感覚は、やっぱり良いものですな。というわけで組み上げました!

金属エッチングパーツが入っているので、これは瞬間接着剤でくっ付けます。ふにゃふにゃしたり凹んだりするのが面倒で僕はなるべく関わりたくないと思っている金属パーツですが、無事にくっつくと幸せな気持ちになります。

ちなみに車体後部に予備履帯がつきますが、これは接着せずにおいています。白く塗った車体にあとから黒系塗料を乗せるわけで失敗すると面倒だなぁ、ということで。そういう話なら履帯は車体に接着せずに取り外しができるようにしておけば良いのでしょうが、そんな技術は無いので説明書の通りにやっています。



継続高校のBT-42 塗装

基本塗装と履帯塗装

エアブラシなんて凄そうなものは持っていないので、今回も筆塗りでやります。筆塗りはいいんだぞ。でも来年くらいには買っちゃうかも…。さて、塗装はまず金属パーツにメタルプライマーを塗るところから始めます。これを塗っておかないと金属パーツはツルツルで塗料が乗らないんです。

普段だとまずは車体の基本塗装から始めるのですが、今回は白で車体を塗ってしまうので先に履帯を塗っておきます。BT-42はベルト式履帯ではなく、いくつかの履帯パーツに分かれたものを接着しながら組み立てるタイプなので塗装が必須です。

先に履帯を塗る理由は、履帯を塗る際は良くはみ出して車体にダークアイアンがついてしまうのですが、また白を塗るのが面倒なので、履帯を先に塗り、車体を塗って、最後に履帯についた白をまた履帯色で塗ったほうが楽だろう、ということで。(※ 車体色は白で塗るのですが、若干調色するので再現が面倒なのもあります。白系は少し色が違うだけでえらい目立つんですよねぇ。。)

というわけで、履帯をタミヤアクリルのダークアイアン(リンク先の色は茶色いですが、実際は黒鉄色です)で塗ったあとで、基本塗装を行いました。基本塗装はタミヤアクリルのフラットホワイトをベースに、同じくタミヤアクリルのダークグレイを混ぜて調色しました。

真っ白だとおもちゃっぽすぎて耐え難い感じになるので、少しグレーなくらいにした方が仕上がりが落ち着いて良い具合になるかと思います。真っ白だと安っぽいおもちゃみたいですし。

この基本塗装色は少し多めに作っておくことをオススメします。白系は本当にすこしの明度の違いだけで異常に目立つので、下手をするとちょっとの色違いのために何度も塗り直す羽目になります。


むにつき

さて白で塗っているのにむにつきます。何をむにつくかと言うとこちらの記事をみてください。。白系なのであまり色合いは変わらないので、別にやらなくても良いとは思います。むについておくとスミ入れのときに若干表情が付くので良い、くらいでしょうか。

むについた結果、微妙に塗装が剥がれました。ちょっとやりすぎましたが、まぁこんなもんでしょう。綺麗な戦車なんて僕の趣味じゃないですし。


迷彩塗装

さてBT-42を塗装するような皆さまはエアブラシ標準装備みたいなところがあろうかと思います。筆塗りで継続高校のBT-42迷彩なんてしている人にネットでは出会えず、どうしたもんかと悩んでいましたが、何となくやってみた方法が案外うまくいきました。

これを使います。

「ごくふわっ」であります。ダイソーの女子向け化粧品コーナーに売っております。ビビった僕は嫁殿に買ってきて貰いました。なんだか恥ずかしいですよねぇ、女性向けの化粧品コーナーをしげしげと眺めるのって。

ちなみに本来どういった目的に使うものなのかは良くわかりません。もともとウェザリングマスターのハケが弱くて使い物にならない感じになってきたので、予備として購入したものでした。

これを…

こう使います。

モコモコした側に削ったパステルをつけて、それを車体にこすりつけていく感じです。パステルは100均のもので、グレーとホワイトを茶こしで削って混ぜただけのお手軽グレーです。これをモコモコ側につけてグシグシと車体に押し付けるように擦り付けていきます。(抽象的だなぁ、、)

迷彩の具合はがルパン戦車を作るなら超便利な アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2 を見ながら最初やっていましたが、面倒になって適当にやっています。そうして迷彩が完成であります。

さりげない感じの継続っぽい迷彩になりました。迷彩のふちもふんわりとぼやけていて筆で塗るより良い感じがします。ちょっと黄色味がかっているのは、間違えてウェザリングマスターで使っていた道具で迷彩をやったからでした。。。そこは失敗。。。


デカール貼り

デカールを貼りますが当然キットには入っていないので自作しました。自作する方法はいずれ記事に…。ちなみに使ったのは「おウチdeデカール」の下地が白のタイプ(リンク先のやつ)です。クリアタイプはまともに色が乗らないので、白のタイプにしましょう。

そんなこんなで準備した自作デカールを貼りました。前面、砲塔、後方の3種類のサイズを用意してペタペタと貼りました。

砲塔のデカールを貼る位置は突起物があるのですが、さすがにここは削りとってデカールを貼りました。おうちdeデカールで作るものは水転写と違ってさほど柔らかくないので、マークセッターで柔らかくしてうまくいきませんでした。結局削って平らにしたところで貼り付けました。デカールを貼ると一気にそれっぽいき持ちになるので高ぶりますね!

デカールを貼ったところで、つや消しトップコートで表面を保護しておきます。迷彩も消えないようにしておかないと。


スミ入れ

ここでスミ入れをしました。普段であればデカールを貼る前にやるんですが、なんでだったろうか。トップコートを拭いてからスミ入れをしたかったのかなぁ、きっとそうだろうな。


スミの部分はそこそこ残しつつ、スミ入れをして、エナメル溶剤をつけて拭き取りました。またこのタイミングで細部塗装もしています。マフラーとか砲塔の先端とか。鉄っぽいところはメタリックグレイ、木っぽいところはレッドブラウンで、それぞれエナメル塗料で塗りました。はみ出した部分はエナメル溶剤をつけた綿棒で丁寧に拭き取ります。


フチ汚し

どうも何かものたりないので、もう少しメリハリがつくようにエッジ周りに汚しを入れることにしました。エッジを中心に黒っぽくしていくことにします。

100均の黒パステルに綿棒を擦り付けて、車体のエッジ周りに擦りつけます。そんな事をちょいちょいとやっていたらこんな感じになりました。

ちょっとやりすぎたような気も…。

でもかっこいいから良い。側面等は綿棒を縦に動かすようにして汚れが自然に見えるようにしています。

最後にタミヤのウェザリングマスターAセット(マッド系)履帯と車輪周りに適当にふぁっさふぁっさして完成です!



継続高校のBT-42 完成ギャラリー

綺麗に仕上げられない病が発病し、結果いつものようにいい感じに使い込まれたBT-42くんに仕上がりました。うーん、しあわせ。

やっぱりフチ周りを黒めにしておいてよかった。Twitter でみたある人のBT-42がすごく気に入って、それをイメージしてやったのがうまくいきました。

よーしかっこいいぞ継続高校BT-42くん。

やっぱり戦車ですしね、そんなに綺麗に仕上げてもなんか違う感ありますしね。僕にとってはこれくらいが丁度良いのであります。

正面から。もう劇場版のBT-42の大活躍は皆さんご存知のところかと思いますが、超かっこよかったですね!森の中から突入していくところも、飛び出してくるところも、エンジン蒸しまくりながら急旋回してパーシングに一発ブチ込むところも、ああもう今すぐ見返したい!

巨大な砲塔に小柄な車体のアンバランス感がまた堪りません。それになんといったってクリスティー式です。そんなん知りませんよ!劇場版をみてから必死でググりましたとも。

横からみた継続BT-42くん。

かっこい可愛いのであります。

ずっと眺めていられるくらい幸せです。BT-42がある暮らし、最高ですな!

後ろ姿3連発です!

継続高校の校章かっこいい。

後ろ姿もいいなー。

最後にBT-42くんがジャンプして突っ込んでくる劇場版のあのシーンイメージした写真を撮ろうと思い、ちょうど近くにあった、ぐるぐる式の蚊取り線香くんを持ってきまして、BT-42くんを突っ込んでみました。

くっ!器が入ってどうにもならない!!!

ということですんなり諦めて、蚊取り線香くんと一緒に撮って遊んでみました。

かっわいいなぁ(ほんわか)

継続高校のBT-42くんが完成して以来、デスクに置く戦車を入れ替えてBT-42くんを配備したのですが、定期的にカンテレの音色が脳内を走ってしまい生産性が悪化しています。幸せなのですが、幸せすぎると良くないのかもしれません。。

世の中にはKV-ⅠやらT34/76とかも継続高校仕様で作ったりする人も居るらしく、もう想像しただけで楽しくなっちゃいますね。いつかそんな面白ろなことも調戦してみたい今日この頃です。



おさんぽ編

先日こちらのBT-42くんを散歩に連れ出してきました。前編、中編、後編と3部作ですが、見てやってくださいまし。