[戦車塗装] JSU-152をサビ色でウェザリング塗装する(前編)

Soviet Heavy Self-Propelled Gun - JSU/ISU-152, Dragon, 1/35

良い感じに錆びた感じの戦車をもっと上手に作れるようになりたい…という気持ちを燻らせること3ヶ月、前回のⅡ号戦車サビ塗装の教訓を生かしつつ、JSU/ISU-152をサビっぽく塗装することにいたしました。今回は珍しく下地をしっかり塗装した上でワイヤーブラシで表面を荒々しくガシガシとやり(そして砲塔の取っ手が次々と破損して吹っ飛び)こんな感じで着地をいたしました。

すごい重圧感がすごい。こんなのがギュルギュルいいながら来たら恐ろしいですな。。

表面のザラザラ感が気に入っています。

良い感じに錆びました。うーん幸せ。


JSU-152の塗装レシピ


JSU-152の製作

製作に使ったのはDragonの Chinese JSU-152 のキットです。ただ別に中国戦車が作りたいわけではないので、ロシア戦車(というかソビエト戦車ですね)として製作します。

購入するならこのあたりでしょうか。

プラッツとなっていますが、実際はDragonのキットが5000円くらい。タミヤのキットが3000円くらいですかねー。製作は素直に説明書に沿って作りましたが写真を撮り忘れました。フェンダー外しちゃえば良かったと振り返って思います。

ちなみに履帯は例によって連結式なのでチマチマと繋げましたが、履帯同士の繋がりが非常に悪く、押し込んだりしながらなんとか繋げましたが、指先がヒリヒリしました。もう嫌です。その際呼び履帯が結構余ったので、説明書を無視してそこら中に履帯を積んでやりました。楽しいです。

また車体後部には木箱を乗せることにしました。T34/76あたりの余りパーツから使っています。車体が大きかったのでなんとなく載せてみたくなっただけです。完成写真より木箱がわかるものを拝借。



JSU-152の塗装

さて軽い気持ちで塗装を始めようと思います。今回はサビっぽくしますが、下地を塗装して、それを剥がすことでサビっぽさが出るようにしてみたいと思います。


下地塗装

さっそく今回の初チャレンジである下地塗装を行います。100均に売っていた赤とシルバーのスプレーを適当に吹き付けてみました。

真っ赤になりました!

乾かないうちにシルバーもプシューッとやってみたので変に混じった感じに。まぁよし。


基本塗装

続いて基本塗装を行います。アクリルのダークグリーンとフラットホワイトを混ぜた色を作って全体に塗装します。例によっておおよそ2度塗りです。


ムニつき + ワイヤーブラシ

だいぶ前ですが、M4A1シャーマンくんにやった「アクリル溶剤つきの筆で塗装面を柔らかくしつつ、そこをワイヤーブラシでガシガシやってそれらしく塗装を剥がす」あれをやってみました。下地の赤いのが見えて良い感じになるのではないかと。。。

やりすぎたような。前面フェンダーなんかプラの成型色が出てしまいました。。

車体後部は激しいガシガシの痕跡が!

こちらも激しいです。そして手すりが何本か折れました(修復しましたが、、)ワイヤーブラシでガシガシやるのは破損覚悟でお願いします。繊細さがないのが自分らしさであります。


細部塗装とデカール貼り

写真はないですが、細部をチマチマ塗装し、デカールをマークセッターをつけつつ貼りました。乾燥後につや消しトップコートを吹いておきました。また履帯も取り付けておきます。せっかくたるませられるから、ということで浮かれてやりすぎましたが、、


予備履帯のサビ塗装

さて予備履帯をたくさん積んだので、これらを錆びさせておくことにします。やり方は「[初心者向け] 戦車の排気管/エンジン部を簡単にサビ塗装する方法」です。

仕上げのラストオレンジ前で一旦止めておきました。


フィルタリング

赤だけ、というのもなんなので、オレンジと黄色系でフィルタリングをしてみようと思います。先日BT-5でやった肌色クレヨンが楽しかったので、今回は赤とオレンジクレヨン(100均)で遊びます。

クレヨンを茶こしで削ってライターオイルで溶きまして。

えいやーと流しかけまして、それを乾いた硬い筆(豚毛の筆)で上から下へ調子をつけておきます。乾燥すると明るい色になって出てくるので、同じく硬い筆で不要な分を削り取ります。

耐久性は謎ですが、筆で削って落とせるのが楽で気に入っています。

こちらは別角度から。雰囲気が出てきました。ちなみに休日に作業した日中の写真はホワイトバランスの関係でちょっと色合いがいつもと違います。気持ち悪いしそろそろ撮影ブースを用意しようかなぁ。。


前編はここまで。後編に続きます。