[戦車塗装] ブレンガンキャリアーを砂漠風にウェザリングする

British Light Armoured Tracked Vehicle - The Universal Carrier (Bren Gun Carrier), Tamiya, 1/35

今回は大変古いタミヤのキットからブレンガンキャリアーを製作します。古いキットを作るのってなんだか胸が高まりますよね!それはその…安いから気軽で、という意味で。高いキットは失敗が許されない感があって、どうにもね。いや楽しいんですけど、こういう気軽に楽しめるキットも大事だと思うんですよね。

今回はそんなブレンガンキャリアーに同じくタミヤのM3グラントで以前使わなかった戦車兵さんを後ろに何となく乗せて、勢いのある感じに仕立ててみました。小さい戦車に3人も突っ込むなんて贅沢であります!



ブレンガンキャリアーの製作

タミヤさんの古いキットです。現在はあまり売られていないらしいですが、プラモショップ等には積んであることもあるようです。新規で購入するなら下記のどちらかが良いと思います。もうちょっといい感じのフィギュアも付いてくるようです。

作ったばかりなのに危うくポチりそうになりました(汗)

古いキットですが、さすがのタミヤクオリティで、作りやすいです。そして転輪が少ないと幸せな気持ちになりますね。いや決してⅣ号をディスっているわけでは…。

ドライバー1体と前のめりになる人1体が付属しています。前面装甲をつけるとドライバーを入れられなくなるので、ドライバー塗装後に接着することにしています。そのためここでは外れたまま。

後部に座らせているのは以前作ったM3グラントで使わなかったイギリス兵。同じイギリス人なら良かろうということで。後ろの方に何か無いとちょっと寂しいんですよね。。さぁ塗装です!


ブレンガンキャリアーの塗装

やっぱり箱絵がかっこいいので、箱絵的に塗装したいと思います。筆塗りです。

基本塗装

砂漠風、ということでアクリル塗料のデザートイエローフラットホワイトを混色したものを使いました。7:3 くらいの割合です。


スミ入れ

スミ入れはダークブラウンを全体に塗布、転輪はフラットブラックです。乾燥後、ある程度汚れを残しつつ、エナメル溶剤で拭き取りました。


フィギュアの塗装

フィギュアを塗ってしまわないことにはドライバーを乗せて車体を固定できず、ウェザリングがしづらいので先にフィギュアを頑張ります。

ひどく微妙なのでノーコメントで。。。自分なりに頑張りました。無事にドライバーを乗せて前面装甲を固定できました。一安心。


細部塗装

色々と乗っているので細かく塗っていきます。機銃・通信機はガンメタル、木部や革はレッドブラウンと、大雑把に塗り分けました。そんな中機銃の先端がポッキリと逝ってしまって悲しい気持ちになり瞬間接着剤で補修したりしました。

塗り分けが進むとテンションが上がってきますね!


デカールを貼る

デカールを貼ります。古いキットなのでマークセッターでしっかり固着させます。

ここでつや消しトップコートを吹いてデカールを保護しました。


スポンジチッピング

ここまで来てやらかすのは何なので、エナメル塗料のジャーマングレイでスポンジチッピングです。

エッジ周りを中心に食器用のスポンジにジャーマングレイの塗料をつけて、べたっとつかなくなったところでポンポン当てていきました。雰囲気でできた。


ドライブラシ

ちょっとメリハリをつけたくなってきたので、エナメル塗料のフラットホワイトでドライブラシ。でもあまりしっくりこないなぁ。


油彩で味付け

いまいち納得がいかないので油彩具をつけたりしてみます。バーントアンバーやイエローオーカーを綿棒に少量とってちょんちょんとつけて、縦筋を入れたりしましたが、何だかイマイチなので適当に切り上げました(イマイチだったので写真をとっていないという)


フィルタリング

続いて100均で売っているようなパステルに入っている、肌色パステルを茶漉しで削って粉にしたものをライターオイルで溶いて流しました。乾燥してきたところで先の硬い筆(豚毛の筆を使っています)でカリカリやって整えてみました。

手前に写っているのが肌色パステルです。

いい感じになりました!

リベット等の突起の周辺に回り込んでくれるのがパステル粉を溶いた液体の良いところですね。

最後にウェザリングマスターで足回りをファサファサとやって完成としました。


ブレンガンキャリアーの完成ギャラリー

あんまりフィギュアを塗装しないなりにできるだけ頑張ってみました。小さい車両に3人もぎゅっと詰め込むと、何だか楽しいですね。小さなケースに収まるのもハッピーです。近所で拾ってきた木の棒を乗り越えるような形にして飾っていますが、疾走感があってとてもいい感じです。

せっかく砂漠の戦車なので直射日光の当たる時間に直射日光に当てて撮影してみました。

前かがみになっている人がやる気を出していて良いですね!ただ履帯が細すぎてちょいちょい捻れて転輪から外れるのが難点かも。

横から見たところ。肌色パステルが砂っぽい色に見えたりします。

後ろに乗せた追加のイギリス兵も良い感じ。

真ん中の部分腰を下ろしつつ、後ろ手に縁を抑えている感じで座っています。

縦構図にて。

後ろから。写真を撮ると布がテカってしまってしまった。もうちょっと何とかしたいかも。

こうやってみるとフィギュアも中々良く塗れているかも。次で最後です。

というわけでブレンガンキャリアーでした。


まとめ

本当は前編・後編に分けるつもりだったのですが途中で面倒になってしまい、一気に書き上げてしまいました。長くなってしまってごめんなさい。キットも一気に作ったので、記事も一気に、ということで。