「街道上の怪物をなめるなよー!」と叫んだのはニーナさんだったか、あのKV-2です。かーべーたんです。凶悪な戦車のはずなのになぜか可愛い感じがしてしまいますな。そんなかーベーたんをタミヤさんのキットで製作しました。ちょっと、あんまり出来に納得いってないのであっさり紹介します。。
何が気に入らないかというと、鋳造表現のクオリティと履帯のたるませ処理のスキップと、広い面のある車体なのにそこを塗装でいい感じに見せるのがうまくいかなかったからで、いつかリベンジします。でもその前に冬季迷彩にするかも。
劇場版風プラウダ高校KV-2の塗装レシピ
- 筆塗りのみ
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-61 ダークグリーン つや消し
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 X-10 ガンメタル
- 【転輪塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【スミ入れ】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【ドライブラシ】タミヤ エナメル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【予備履帯】戦車の排気管/エンジン部を簡単にサビ塗装する方法
- 【履帯】戦車履帯のお手軽100均ウェザリング
- 【車体下部】100均パステル粉
劇場版風プラウダ高校KV-2の製作
製作に使うのはタミヤさんのキットです。一時期まったく入手できなくて大変でしたが、再生産されて入手しやすくなりましたね。プラッツからもキットが出ていますが、あまり評価は良くないみたいですね。。。
キット自体は古いものですが、作りやすさは問題ありません。サクッと組み上げました。
履帯のたるみを表現しよう!と最初は思っていたのですが、いつのまにかノリノリで車体を接着してしまい、たるみをつけるようの真鍮線を仕込み損ねてしまいました。後悔。。。
ワイヤーロープの工作
またワイヤーロープを温めて曲げて使えい、と説明書にあるのですが、うまくできません。
無残。。。まったくうまくいかず心が折れたので諦めて両サイドのフックを切り離してタコ糸を瞬間接着剤で接着しました。
これでOK!塗っている途中まで進んでいますが、接着しました。
ちょっと長すぎましたが、いいことにしました。
鋳造表現の追加
そのままでは砲塔がのっぺりとしてしまうので、鋳造表現を追加することにします。今回は実験ということでタミヤのラッカーパテをラッカー溶剤(シンナー)で溶いてそれをペタペタと砲塔に叩き塗りする、という方法をやってみました。
先に結果を申し上げますと、あんまり思ったような感じにはなりませんでした(ううむ)まぁでもやってみないと何とも言えないですしねぇ。。普通に流し込み接着剤を塗って歯ブラシで叩いた方が僕はやりやすいかな。
ラッカー溶剤とラッカーパテ。パテをカップに出し、溶剤でゆるくします。
こんな感じ。ゆるすぎたのかも。
頑張ってみたのですが、思ったような感じにはなりませんでした。。ラッカー溶剤の匂いがちょっと嫌になってしまい、あんまり根気強くできずに飽きてしまいました。
さ、塗装しましょう塗装ー。
劇場版風プラウダ高校KV-2の塗装
今回は劇場版風、ということで、ダークグリーンの塗装までで止めてしまいます。冬季迷彩をする場合も、やはりダークグリーンで塗装するところまでは同じで、この上からホワイトの塗料を塗って剥がしたりすることになります。今回は夏季仕様ということでダークグリーンのままです。
基本塗装
ダークグリーンといっても、明るく塗装をした方が見栄えがするので、明るめの色を作って塗装します。ちなみに下地塗装はなし、プラパーツに直接塗っていきます。アクリル塗料のダークグリーンとフラットホワイトを7:3くらいで混ぜた色を作り、車体にオラオラで塗りました。筆塗りです。基本塗装くらいだと、100均のナイロン筆で十分です。
途中で塗料が切れると調色が面倒なので、一気に2度塗りできるだけの量を作って塗装しました。1日ほど乾燥を待って、アクリル溶剤で表面を優しめに撫ででおきました。ちょっと色が変わるくらいに留めています。
スミ入れはスミ入れ塗料のダークブラウンで実施。写真はありません。。。また何となくクレヨン塗料を流し込みたい気分になり、イエロー系のクレヨンを削ってライターオイルで溶き、流し込んでみました。
ちょっと失敗かも。
ドライブラシ
微妙な車体なのでハイライトを強調したり、鋳造表現をしたところのデコボコを活かしたかったので、ひとまずドライブラシをかけてみることにしました。後のことは後で考えよう!
まずは Before。
そして After。
楽しすぎて・・・やりすぎました。。。これはさすがにいかがなものか。
車体と合わせてみました。これは・・・ううむ。とは言え中途半端にするのは良くないので、車体全体にも同じようにドライブラシをかけてみました。
もはや冬季迷彩にするつもり?という感じになってしまいました。。。ううむ、これは修正せねば。というわけで黒パステルに綿棒をこすりつけたものを、車体に擦り付けることで明度を下げていくことにします。
こんな感じに黒ずんだ綿棒を擦り付けます。
だいぶ落ち着きましたが、パーツがちょっと吹っ飛んだりしました(良くあること)
全体を同様に整えました。
パステルウェザリング
ちょっと色がどぎついのが気になってきたので、卵色のパステルと茶色のパステルを削ったものを混ぜて車体にまぶしてみることにしました。全体にランダムに粉を擦り付けた結果、こんな感じになりました。
その後、色々と納得いかず、アレヤコレヤといじり回し(そして何をしたか覚えていない)、完成させました。モヤっとした終わり方ですみません。。。
劇場版風プラウダ高校KV-2の完成ギャラリー
そんなわけで四苦八苦しつつ、完成であります。写真を撮ってみたら思った以上に良いデキでした。
カーベーたんですな!
やっぱり履帯をたるませられなかったのは失敗でした。。
正面から。なかなかの迫力であります。車体の下部にはパステル等でやや赤土系統のウェザリングを施しています。
側面から。
後部はこんな感じ。もっと色々載せたりして遊べばよかった。
上から。
横から。この辺りの角度から見た方が迫力があって良いですな。
まとめ
今回はあまりパッとしない仕上がりですが、そういうのも含めて経験値ということで。ガルパン系の車両はあまり汚すとなんか違う感があってできないし、そうなるとKV-2のような面のだだっ広い車両はどうすればいいんだ!という気持ちになります。
この車両を作った時はあまりやりませんでしたが、最近は油彩具でグラデーションをつける技を身につけ始めているので、今度はそれでいい感じに遊んでみようかな。それではー。
0コメント