今回はボロボロの箱に入っていたトミーのM47パットンを成仏させたいと思います。砲塔の合わせ目をちゃんと消せずに進んでしまったことを後悔していますが、塗装に関しては実に個性的で見応えのある1輌になりました。
とても明るい色合いで決着させました。
荒々しいながらも可愛いです。
M47パットンの塗装レシピ
- 筆塗りのみ
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-62 オリーブドラブ つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 X-10 ガンメタル
- 【転輪塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【チッピング】Mr.カラー C29 艦底色
- 【スミ入れ】タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウン
- 【砲身先端】100均パステルのブラック
- 【フィルタリング】100均パステル各種を削ったもの
- 【サビ塗装】戦車の排気管/エンジン部を簡単にサビ塗装する方法
- 【足回り】Mr.ウェザリングペーストマッドホワイト
M47パットンの製作
製作に使ったキットはトミー・イタラエレイのやたらと古いキットです。ネットオークションでだいぶ安く購入しました。箱はボロボロでした。最近だとタコムのキットがあったりします。
さぞかし中身もショボかろうと思っていたのですが、ところがどっこい、パーツ数もかなり多く、細かく作られていて実に良い感じであります。プラが黒いので細部が良く分からないのが残念ではあります。
地道に組み上げてこんな感じになりました。
うーん、黒い。この時点では付属のフィギュアも乗せていますが、ちょっとしょぼ過ぎたので乗せるのをやめてしまいました。。代わりの人を乗せればよかったのですが、いい感じの人がいなくって。
ちなみに砲塔の合わせ目は結構苦心をして消したつもりだったのですが、仕上がりを見ると消しきれていなかったようです。実力不足であります!(涙目)
下地のプラが黒ですので中々に大変でした。結局3度塗りくらいする羽目になりました。。そんなことならファインサーフェイサーでも下地に吹いておけば良かった。
ムニつき
1日ほど待ってしっかり乾燥したところで、アクリル溶剤でムニつきました。詳しくはこちら。
スミ入れ
今回はあまり暗くしたくなかったので、ダークブラウンでスミ入れをしました。あんまり変わってないですね。。
デカール貼り + トップコート
付属のデカール(古くて大変でした、、)を貼り付けつや消しコーティングをしました。
ウェザリング
ひどく残念なことにここから先のウェザリング工程でないのです。部分部分、ご紹介します。
スポンジチッピング
ラッカー塗料の艦艇色(ただ使っていないだけの色)でチッピングをしました。ラッカー塗料はやや粘度が高いので、アクリルやエナメル塗料よりスポンジチッピングがしやすいように感じています。
サビ塗装
排気管カバーは以前 Walker Bulldog を作った時と同様、サビ塗装をしました。詳しくは「 戦車の排気管/エンジン部を簡単にサビ塗装する方法」をご参照のこと。
いい感じです。またここで使ったサビ用のクレヨン液を使ってサビ垂れを部分部分に描き入れました。当然色が濃いのでエナメル溶剤をつけた筆でボカしておきました。
かすかに残る赤みがサビ色を流した名残であります。
パステル+クレヨンフィルタリング
続いて100均で購入してきたパステルとクレヨンをそれぞれ削ってランダムに流して遊びます。
最初にダークイエローっぽい色のパステルを削って、ライターオイルで溶き車両に流し込みます。20秒ほどで乾燥しますが、乾燥すると濃い色が出るので、薄めに溶いて流すようにすると過剰にならずに済みますが、僕はだいたい過剰です。やり過ぎたら硬めの豚毛の筆でコリコリを表面を削ると、ぺりぺりと剥がれてくるのでなんとかなります。
続いてオレンジパステルでも同様にやりましたが色が濃くなりすぎたので削って落としました。続いて黄土色のクレヨンを削ってランダムに流したりしました。
さらに肌色のクレヨンを削って流し込みました。肌色クレヨンはダークイエロー系の車体には特に退色表現っぽくなるので気に入っています。
ドライブラシ
最後に粉っぽくなった車体にドライブラシをかけて、暗くなった部分にハイライトを入れていきます。エナメル塗料のフラットホワイトでドライブラシをかけて完成させました。
足回りにウェザリングペーストを追加
車体の下部はウェザリングペーストを叩き塗りして幾分立体的になるよう仕上げました。なんとなくノリで転輪にも同様に手を出してしまったのですが、ちょっと失敗だったかもしれません。。
ちなみにアンテナは伸ばしランナーをフラットブラックで塗装したものです。
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