Soviet Assault Gun SU-100
今回は先日手に入れたSU-100を作ってみました。T34/76と車体がほぼ同じで固定砲塔を積んだ自走砲であります。ロシアの戦車はこれまでガールズ&パンツァーに登場するプラウダ高校仕様でしか作ったことがなかったので、はじめてロシア(ソ連?)っぽく作ることになりました。プラウダのデカールが貼りたくて貼りたくて自制心を保つので大変でした。。
今回も引き続きメリハリの効いた塗装をするべく、濃いめのスミ入れをしています。またウェザリングマスターのFセット(金属色)の使い方がどうもピンときておらず、何とか使えるようになりたかったので、ガッツリと使ってみました。というわけで今回の塗装レシピです。
SU-100 の塗装レシピ
- 筆塗りのみ
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-61 ダークグリーン つや消し
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【転輪部分】タミヤ アクリル塗料 XF-63 ジャーマングレイ つや消し
- 【砲身先端】タミヤ アクリル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-56 メタリックグレイ
- 【履帯】タミヤ エナメル塗料 XF-56 メタリックグレイ
- 【履帯】オイルクレヨン(黒/茶)粉末を混ぜた液体
- 【履帯】タミヤ ウェザリングマスターAセット マッド
- 【スミ入れ】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【ドライブラシ】タミヤ ウェザリングマスターFセット カッパー
- 【泥汚れ】タミヤ ウェザリングマスターAセット マッド
SU-100 の製作
今回の製作にあたって作ったのはイタレリ(Italeri)の戦車キットです。ヤフオクで手に入れました。
組み立てはさほど難しくもなく、パーツの合いも良く、スムーズに作ることができました。なんのこだわりも無いので、説明書の通りに作りました。
ところが最後に履帯を確認したところで大問題が。なんとパーツが1つ足りません…。履帯は片側2個を繋げて輪っかにしたものを、両側につけるのですが、片側の1つが足りません。。履帯の長さでいえば、3/4しかない状態です。箱を開けた際には袋に各パーツがビニール袋に入っていたので、特に気にしないでいたのですが、最初から無かったのか、途中で失くしたのか(さすがにこれはないと思う…)分かりませんが、とにかくありませんでした。キットの値段がだいぶ安かったのに部品だけ取り寄せって無いな、と思い、だいぶ絶望し、このキットもう諦めようとか思い、放置すること1時間(けっこうみじかい)。
あ、そういえばこれってT34/76の車体っていう話なんだから、履帯もきっと同じだし、それなら過去に作ったT34/76の予備履帯で入っていた(バラバラの)履帯をつなぎ合わせれば一本の履帯にもっていけるんじゃないだろうか。ガサゴソと過去の余りパーツを漁ってみるとありますあります、ありますよ!よーしいける、ということで地道に繋いでポリエステルの履帯と無理やりくっつけ(ちゃんとくっつかなかった)、もうこれで良し、と強い気持ちで車体完成としたわけであります。
そんなわけでガタついた履帯が良くわかる写真がこちら。
これが僕の工作技術の限界です。。
SU-100 の塗装
というわけで苦難を経てクオリティは低いながらも車体が完成しました。やった塗装のターン!基本塗装はタミヤのアクリル塗料、ダークグリーンに同じタミヤのアクリル塗料のフラットホワイトを混ぜたものを使いました。割合は8:2くらいですかね。
アクリル塗装剥がしで塗装が剥げない程度に色合いの変化を出したら、さっそくスミ入れをします。今回はコントラストがきつめに出るようにしたかったので、タミヤエナメルのフラットブラックをエナメル溶剤で溶いたもの(けっこう濃いめ)を隅っこや縁、溝に流し込みました。
不要部分をエナメル溶剤をつけた綿棒で擦り落としました。ここから先は作業中の写真が無いので微妙なところなのですが、まずはフラットブラックでチッピング。小さなスポンジ片につけてそれをポンポン車体につけたり、そのまま擦り付けたりしました。
あといくつか何かをやったような気がするのですが、オラオラで塗装をしていたので記憶にありません。。いつもやるメタリックグレーのドライブラシもしっかりやったのですが、印象的だったのはタミヤのウェザリングマスターFセット(金属色)を使った車体全体のドライブラシでした。
ここで使ったのはカッパーです。カッパーの粉を付属のブラシにとって、それをゴシゴシとちょっと力を入れて擦り付けました。砲塔の根元の部分の雰囲気がとても気に入っているのですが、これがカッパーを擦り付けた部分です。鈍い銅色の光沢がつきました。
最後に同じくタミヤのウェザリングマスターAセットのマッド(泥)を使って車体後部や履帯にウェザリングを行って、完成としました。
SU-100 の完成ギャラリー
一時は完成を諦めたSU-100ですが、無事に完成することができました。今回はカッパーを使った表現が理解できたのが良いLearningになりました。実際の戦車はこんなにギラギラしちゃいないので、もはや心象風景と言った感じでしょうか。
いやー、それにしてもお鼻が長い長い。こう砲身が長いと写真が撮りづらくって…。
車高も低くて良いですね。参考に色々な写真を見たのですが、そこそこ丈のある草原に彼がすっと潜んで、この長い主砲をもたげているわけです。そんな態勢で遠くから狙われたらどうやって撃破すれば良いんだろう。
上から見た SU-100。
メリハリの効いた良い色あいに仕上がりました。僕が作る戦車はけっこういつもそんな感じではありますが、ギラギラです。今日は新宿でギラギラしてくるわ!と言っていたあの人は今どうしているんだろう。
後ろから見たSU-100。
確かにT34/76 ですねー。ハッチ周り。ソ連の素敵なデカールを貼りました。
ロシアの戦車はなんというか作りが大雑把そうな感じが好きです。量産型のこういう割り切った感じっていいなぁ。日本のものは何というか、工芸品のような繊細さが美しくって好きですが、ロシアやアメリカのオラオラな感じもまた、たまらんのであります。
というわけでロシア(ソ連)の戦車、SU-100でした。ロシアの自走砲は他にもいろいろあるので、今後作ってみるかもしれないし、作らないかもしれませんが、冬季迷彩でまたやってみたいな、っと思ったりしました。
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