[戦車塗装] ティーガーⅠ後期型を冬季塗装+ツィメリットコーティング仕立て(後編)

German Heavy Tank TigerⅠ Late Version (Panzerkampfwagen VI Tiger Ausf. E), Tamiya, 1/35

後編では完成ギャラリーということで、完成品したタミヤのタイガー後期型をしみじみと眺めてまいります。ツィメリットコーティングを前編にて施し中編で冬季塗装を行いました。

いい色合いに仕上がりました。目指していたものには及ばないのですが、今の自分なりに頑張れたと思います。ただ、側面のワイヤーロープを金属色で塗装するのを忘れていて、後でビクビクしながら塗装しました。。。


ティーガーⅠ号 冬季塗装の完成ギャラリー

これに着地させたい!という目標はありつつ、どうすればそうなるかが良く分からないまま、考えうる身につけた手段を使ってそこに至る、というのは何ともいえない喜びがあります。

ティーガーくんは最初に作ったイタレリのTiger E型@黒森峰女子バージョンのものに続いてこれが 2輌目ですが、やっぱりかっこいいですね。もう作っている途中から格好良くて眺め回してしまいました。

ツィメリットコーティングも初チャレンジですが、まぁ及第点、というところでしょうか。今度はもうちょっと綺麗に、かつ部分的に剥がしたりしてみたいですな。

色味が白い車両は見た目のインパクトがあって良いです。先日実家の両親がうちに来たのですが、このティーガーくんを見せびらかしたところ感心されました。一般人ウケするわけでありますね!

またケースに入れて飾るのにも良いです。目立ちます。周りの戦車が可哀想です。

今回の白塗装は油彩具のホワイトを筆で叩き塗る、という結構な荒技に出たわけですが、もちろん最初から叩き塗るつもりなんていうのはなくて、もうちょっと繊細なかたちで出来ると最初は思っていたのです。あんまりにも思うようにいかないのでオラオラと叩き塗ったらいい感じだった、という行き当たりばったりな発見でした。

この塗り方は中々面白いので、今度別の戦車でも挑戦して見たいと思っています。同じようにいい感じに仕上がるのか、はたまた取り返しの付かない何かになるのか。。そう思うとよくティーガーでこれやったな、と自分に呆れます。。

ただこのティーガーくんは実は結構時間がかかっていて、製作着手から完成まで、3ヶ月くらいかかっています。普通組み上げてそのまますぐ塗装、となることが多いのですが、ツィメリットコーティングに挑戦するのが憂鬱で1ヶ月近く寝かし、さらに白く塗るのはいかがものか、油彩でいけるのか、もっとオーソドックスに作るべきでは無いか、という葛藤で面倒くさくなってまた1ヶ月放置したりしていました。

その隙に別の戦車が完成していく、というちょっと可哀想な感じになっており、とはいえそろそろ完成させなければ!という焦りに似た思いで着手した結果、オラオラな叩き塗りに着地したんだろうと思います。とりあえず完成させたいからもう失敗上等じゃ、的な。

その結果、こんな素敵なティーガーくんを手に入れることが出来たわけで、やっぱりダメ元でチャレンジしてみるもんですね。

結局、作例に習ってデカールは貼りませんでしたが案外違和感がないものです。この後期型は予備履帯がターレットの左右に付いているのもあるかもしれません。ツィメリットコーティングも白塗装と合わせると実に表情豊かで面白いです。

今回はフィギュアを乗せられたのも良かったです。製作した頃はまだフィギュアを塗装したことがなくて、面倒だからいいや、と思って省略していたのですが、塗装した頃には少しずつ塗れるようになってきていました。

フィギュアの塗装は技術的にまだ残念感がありますが、まぁちっさいですしね!ちょっと遠目に見ればいけてるフィギュアと紙一重であります(大雑把)

自然光の力で風合いをブーストしつつ、あえてこれ以上寄らない大人の事情。

迫り来るティーガーくんを見上げる。戦車長殿が立派なのであります!

ティーガーくんと一緒に乗せるとやっぱりかっこいいですなー。ずっとフィギュアを乗せずに作ってきていましたが、今はちょっとフィギュア無しは寂しいな、と思うようになりました。人間の考えなんてな、あっという間に変わるもんですな。

中編にも載せましたが後ろの方です。エンジンカバー周りは煤汚れ的なものを入れています。全部同じ色では面白くないので、今回は消火器を赤で塗りました。フィルタリングと同系色ですしいいかなっと。すごく気に入ったので最近はもう消火器は全部赤で塗っています。

ティーガーは後ろ姿が好きで、前回作ったItaleriのものはひたすら後ろ姿ばかりを撮影していたものですが、今回はエンジンカバー周りがやりきった感じがせず、ちょっと納得がいききりませんでした。今度はもっと頑張りたい。

そんなわけで、ティーガーⅠ号くん色白ろ仕立てでした。



ティーガー冬季塗装のまとめ

やっぱりティーガーは戦車の王様だな、と改めて感じる、白塗装でありました。姿も良いし重厚感もいい。またタミヤのキットも作りやすいものでしたし、また作りたいと思わせるだけの見事な1輌でした。

ツィメリットコーティングに油彩具での冬季塗装と、初めて系を2つも突っ込んでしまったわけですが、それだけに仕上がった戦車を見ると幸せな気持ちになります。そしてこの2つの方法論に対する恐怖感も無くなりましたので、今後はずんずんやっていけそうな気持ちがいたします。

今回は白くした後、ほぼ手を入れずに完成させてしまったのですが、次はそこからまた色々と工夫をして見たいなっと思ったりいたしました。白いティーガーくんを作ったことがない方は是非お試しください。だいぶかっこいいですよ!