12Jul2017

[戦車塗装] ヴィルベルヴィントをアイシャドウチップで3色迷彩 (2)

German Self-Propelled Anti-Aircraft Gun, The Flakpanzer IV "Wirbelwind", Tamiya, 1/35

さて前回に続いてヴィルヴェルヴィンドをやっていきます。

かっこいいのか、微妙なのか、何とも言い難い微妙なラインです。個人的には結構好きです。

普段車体に隠れて見えない皆さまが見えるのは、何とも不思議な気持ちですが、対空戦車を作ったのは初めてだったので楽しく作ることができました。さて、では塗装の続きを見ていきます。

各パーツの細かな塗り分けを行います。

銃身はガンメタル、転輪はフラットブラック、履帯はかんたんサビ塗装、消火器は赤で塗って見ました。オープントップなので車体の内部もそれっぽく塗ります。そしてすでに3色迷彩が見事に退色しきった感じに、、、いや強い気持ちだいじ。

最近ちょっとマイブームになりつつある、2色スポンジチッピングをやってみます。スポンジでチッピングするのはいつも通りなのですが、暗色と明色の2色でチッピングを行います。今回は暗色をエナメル塗料のジャーマングレイ、明色を同じくエナメル塗料のフラットホワイトでチッピングを行いました。

ジャーマングレイでチッピングをしたところ。退色っぷりに合わせていい感じに使い込まれた感が出てきました。続いて明色でチッピングした後は写真がなかったので完成写真から。

良くわからないかも。。

明色のチッピングは、暗色の上から適当にポンポンやる感じにしました。

何だか最近アブノーマルな手法を重ねすぎている気がしなくてもないのですが、肌色クレヨンを削ってフィルタリングをします。退色風にするならやりきろう、ということで。

写真はないのですが、最後につや消しトップコートを吹いて完成です。

フィギュアは以前ひたすら練習フェーズということで写真を撮っていないのですが、今回は迷彩服の塗装に憧れてやってみました。あんな細かいもの描けるか！という思いはありつつ、それらしくやってみようということでチャレンジです。

この距離くらいまでならギリギリ耐えられますね！指揮官殿の双眼鏡にピンバイスで穴を開けたり、小細工をしてみました。1人1人塗るのに結構な時間を要してしまったのでなかなか大変でした。。

そんなわけで車体、フィギュアも共に完成であります！

大変時間はかかりましたが、無事に完成いたしました。対空戦車、ヴィルベルヴィントさんです。

対空機銃4門を空に向けて打ちまくりながら突っ走る姿、想像するだけでかっこいいです！（でもきっとそんなことはしない）ちなみに対空機銃は Flak38。キットのFlak38は砲身に口があいていないのですが、これはあけておいたほうが全く格好良く仕上がると思います。

別角度から。薄っすらとしか見えなくなった迷彩は退色表現です。そういうことになっています。初めからそのつもりでやっていたんです。ちなみにしっかりと色を残したい時は、アクリル溶剤を1、2滴ピグメントに垂らした状態でやるとしっかりと色が残ります。

砲塔の中に3人、車体外に1人出ています。履帯はたるみをつけようと頑張って、失敗しました（かなしみ）さらに後部の誘導輪がボキッと折れて僕の心もいい感じに折れました。何度も修正しましたが微妙な着地に。。。

後ろから。

ちょうど背景の光が当たっているところに指揮官殿を入れた写真。かっこいい。

作ってみると案外かっこいい、ヴィルベルヴィントくん。

兵装は Flak 38 こと、2cm Flakvierling38。4連装の対空機関砲です。ギラギラにしています。

指揮官殿。正面から見ると顔は見えないのですが、横から見るとちゃんと見えます。顔を塗ってから手を接着しつつ、双眼鏡を持たせる、という手順的に面倒なひとでした。個人的には全部組み上げてからスパッと塗装に切り替えたいところなのですが、、、

狭い砲塔にぎゅうぎゅうに3人入って頑張っています。フィギュアを押し込むのも大変でした。

きっと実物も辛いんだろうなぁ。うるさそうだし。

最後は仰角いっぱい近くまであげたバージョン。これだと空に向けて打ち上げている感があっていいですね！この角度で打ち上げるような航空機には届かなそうですけど。

今回のヴィルベルヴェントは初の対空戦車でした。オープントップなので砲塔の内部も塗らないといけないし、Flak38 は固定してしまうと塗りにくいから外しておいて、塗装後に取り付けたりと、ステップの非常に多い一輌でした。フィギュアも一輌あたりの数で言えば過去最高の4体。その上迷彩服塗装。

履帯のたるみはうまくつかないわ、誘導輪は折れるは、いい感じにはつかないわで心が本格的に折れそうになりましたが、完成したよかった。でもまたヴィルベルヴェントを作りたいとはあんまり思わないかも。。。1年くらいしたら何となくムラムラするのかなぁ、しそうだなぁ。

それまでに腕が上がっているといいなと思いつつ、今回はこれまでにござりまする。