[戦車塗装] ヴィルベルヴィントをアイシャドウチップで3色迷彩 (1)

German Self-Propelled Anti-Aircraft Gun, The Flakpanzer IV "Wirbelwind", Tamiya, 1/35

なぜかいつも安めの価格が売られている、ドイツの対空戦車であるヴィルベルヴェントを製作しました。対空戦車というのは蓋が閉まった戦車に比べてどうにも製作、塗装でステップが多くなりがちで大変です。

今回のタミヤさんのキットなんて、足回りはⅣ号の大量転輪だわ、対空砲は入っているわ、フィギュアは4体ついてくるわで、まぁ大変でございました。そう何度も作るモチベーションがついてきそうにありません。

狭そうな砲塔内に3名、車体後部から目標を眺める指揮官1名の合計4名です。しかも迷彩で塗装してみたという、ひどく手間のかかるものに。なんだかワシャワシャして楽しそうだから良かったことにします。迷彩は例によってアイシャドウチップで迷彩を入れましたが、大変うっすらとしてしまいました。うっすら迷彩を目指すならとても良い感じだと思いますが、若干目指したものと違うような。。



ヴィルベルヴェントの塗装レシピ


ヴィルベルヴェントの製作

さて今回はタミヤさんのキットを作ります。結構古いキットでした。

素組みで完成です!

対空砲はこの時点では接着していません。また、対空砲の銃部にはピンバイスで開口をしておきました。さすがに手抜きの僕でもここはちょっと見逃せないところであります。

フィギュア達も乗せてみました。うーん、狭そう。


ヴィルベルヴェントの塗装

狭くて大変そうなフィギュア君は一旦分けておいて、車体の塗装から入ります。今回は3色迷彩にしてみようと思うのですが、筆でくっきり書くのもなんだか違う気がします。そんな時はアイシャドウチップ迷彩でやってみることにいたしましょう。


基本塗装

ベースとなる車体色はダークイエローとしますが、かなりホワイトを多めに混ぜた明るいイエローで塗装します。アクリル塗料のダークイエローフラットホワイトを 3:7 くらいの割合で混ぜて塗装しました。

対空砲もひとまず同色で塗装。

アイシャドウチップ迷彩

続いて今回のメイントピックであるアイシャドウチップ迷彩に入ります。アイシャドウチップは100円均一のコスメコーナーに4個で100円とかで売っています。タミヤのウェザリングマスターにも付属していますね。わかりにくくて申し訳ないのですが、下の写真のようなものです。

100均のピンク色っぽいコスメコーナーで物色するのが心配なおじさま方はネットでも買えます。

このモコモコとした部分にピグメントを乗せて車体にグリグリと擦り付けて色を乗せていきます。

上の写真の右下に見えているのが削ったピグメント粉で、それをアイシャドウチップでゴリゴリ車体に擦り付けている図。ただ今回は結構色が落ちてしまって、最終的にかなりうっすらとしてしまいました。別の戦車でやった際は色が濃く残ったので、違いはアクリル溶剤でムニつく前か後か、ということだと思います。先にムニついて表面を少しザラつかせておくことでよりピグメントが乗るのではないかと思います。

というわけで砲塔に迷彩を入れたところ。

続いて車体にも入れたところ。あんまりうまく色が乗らないので困りました。基本塗装の直後にやるのは薄く迷彩を入れたい時にはいいかもしれませんが、薄くなりすぎるのが難点です。

続いて赤茶色を入れます。

ピグメントを用意して(適当に粉を混ぜて色を整える)

車体に色を入れてみましたが、うーん、写真だとほぼ良く分からない。。


ムニつき

ここでアクリル溶剤を筆にとって車体をムニムニするといういつもの儀式をやります。表面を荒れさせるという目的もあるのですが、今回のようにアイシャドウチップ迷彩をした場合はピグメントを定着させる意味もあります。

今回は結果として若干ピグメントが流れてむしろ薄まる、という残念な感じになりましたが、研究しがいがあって良いです。

(写真なし)


スミ入れ

続いてスミ入れです。今回はダークイエローということもあり、気分的にスミ入れ塗料のダークブラウンを使いました。例によってべったり入れています。

乾燥したところでエナメル溶剤を含んだ筆で上から下に流すようにして汚れを洗い落としつつ、微妙に残ったところは、同じくエナメル溶剤を含めた綿棒で拭き取っていきました。


デカールをはる

続いてキットに付属のデカールをマークセッターをつけて貼ります。

迷彩は大変うっすらになってしまいましたが、これはこれで退色している感があって面白いので良いことにしました。ポジティブポジティブー。

そんなわけで次回に続きます。