Dragon/AlanHobbies の Su-76m の製作・塗装

塗ったけれど途中の写真はないので完成ギャラリーだけシリーズであります。今回はWW2期のソビエト軍の自走砲、Su-76m であります。Dragonの Kit なのに安いなぁと思っていたら実はアランのキットで、もうアランのキットなんて買わないぞ!と決心したキットでした。このキットは絶対に2度と買わない。そしてオススメしない。

形になってよかった。本当に良かった。一時期は砲塔と車体の全面と側面の装甲が繋がらなくてどうして良いか分からなかった。どうしてこんな状態で販売できるか理解できない。

そんな私の理解を超えた Su-76m の完成ギャラリーです。失敗したものと考えてやるしかない、と思ったため、色々適当な改造をしています。

そしてこの車両を作るなら、タミヤのSU-76Mのキットを買ったほうが圧倒的に良いと思うわけです。


Su-76m の完成ギャラリー

筆塗り塗装です。ウェザリングはハードに行いました。パステル各種を次から次へと流したり擦り付けたりしてあります。

何だかいい感じに見えますが、それは塗装を頑張ったからで、キットはひどいです。そして記事を書いて気づくライト塗ってなかった問題。くふう。。。いや割れたんだ。ライトは割れたんだーー!

左右フェンダーの前部はえいやっと切り離してしまいました。せっかく連結式履帯なので、履帯をもっと見えるようにしてやろうという粋な計らいであります。決して隙間にイラついて切り飛ばしたわけではありません。

車体の左右には丸太をつけて見ました。銅線で二重に巻いてカットしたところで車体に瞬間接着剤で固定してあります。丸太は近所で拾ってきた枯れ木の枝で半年前くらいに拾ってきてそこらにポイっと置いておいたものです。木材は乾燥させてあげないといけません。

アクリル塗料のバフで下地を塗って、油彩具のバーントシェンナをペトロールで薄めて塗布し、再びバフっぽい色や、バーントアンバーに白を混ぜたハイライト色でドライブラシ気味にエッジを立たせてあります。もとが木なので自然な凹凸があって、ドライブラシをするだけでいい感じになります。

車体後部。布っぽく垂れ下がっているのは樹脂粘土で、パジコのハーティクレイです。あんまりやる気が出ておらず適当にそれっぽい感じで垂れ下げましたが、ちょっと厚みがありすぎたかも。砲塔上の布は微妙に割れてしまいました。気にしていません(つよいきもち)。

何となく乗っているフィギュアはタミヤのソビエト戦車兵 小休止セット(1/35) から2名です。何でこんな微妙なキットに…と思いつつオープントップで無人の戦車、というのは悲しすぎて耐えられないので、大盤振る舞いに乗せてあげました。

二人いれば寂しくない、ということで。ただし小休止セットの二人なので一生懸命砲弾を詰めたりしているわけではなく、和やかに談笑している感じです。排気管はグラグラするわ、繋がらないわ、よく分からないわで説明書を細切れにしてやりたくなりましたが、強い気持ちでサビ塗装にしました。いつものお手軽サビ塗装です。

そんなわけで Su-76m 製作・塗装のご紹介でした。樹脂粘土で作る布の話や、枯れ枝で作る丸太の話は別途切り出していつか書いておこうかと思ったりしています。

最後にもう1つ、この戦車自体は面白いのですが、Dragon/Alanのキットはやめておいたほうが良いです。これまで結構な数、戦車を作ってきましたが「ああ、、これは組みあがらないかも」という絶望感をこんなに感じた戦車はありませんでした。パーツが多くても時間をかければ何とかなりますが、パーツが合わなすぎて力が抜け、もうやめようと思うキットはそうありません。

一方で、そんな絶望的な気持ちから「ああ、組み上がった。。。やった、やったよぉぉぉ!」という喜びを味わいたくてどうしようもないドMな方にはオススメします。

そうか、そういう意味で言えば、このキットは私に向いてるんだな。。。がっくり。