タミヤの1/35 JS-3 / IS-3 スターリン重戦車を製作・塗装する

実は2018年夏頃に第一子となる息子が爆誕いたしまして、思う存分趣味の時間に没頭するというわけにも行かない日々を送っておりました。とはいえちびっこの世話のために模型から離れるなんて無粋なこともしたくはなかったわけでして、ではどの時間を削るかというところでブログをサボっておりました。わはー。

つまるところ戦車の製作は進んで、完成しているわけですが、そこで満足してしまって撮影とブログ投稿をしないというだけでありまして、モノはできているわけです。つまり僕はサボっていないわけです。しかし存分な時間があるわけではありませんので、がっつり製作・塗装プロセスを書くというよりは、完成したものをきっちり残しておこうというところにしばらくは主眼を置きまして、記事を出していこうと思っています。

最近塗り方に変化が出てきておりますので、その辺りも最近のマイブーム塗装プロセスをご紹介する機会があればいいな、なんぞと思うております。とはいえ筆塗り一本、というのは引き続き継続中ですので、筆塗り街道を今後も邁進していきたい所存でございます。

そんなわけで久々の投稿といたしましては、ちょうどちびっこが生まれる前後で完成したJS-3、旧ソビエト連邦(現ロシア)の重戦車、JS-3であります。タミヤの1/35キットです。パーツ数もさほど多くなく、うわーもうすぐ生まれてくるかもーという焦燥感の中でも楽しく製作ができるキットです。

戦車としてもべらぼうに格好良く、無骨ながら巨大な長砲身は大迫力であります。


JS-3の塗装

筆塗りで塗っています。特にサフ等を吹くこともなく、プラにそのまま筆で塗装をしました。最近彩度の高い色を使って基本塗装をすることが増えてきていて、通常ソビエト戦車であれば、ダークグリーンですが、ダークグリーンは使いませんでした。

今回はタミヤアクリルのフラットグリーンを5割、フィールドグレイを2割、フラットホワイトを3割ほど入れて作った塗料で塗装をしました。ゼリーの空きカップやら卵の空きカップに適当に入れて混ぜて塗る感じです。筆で塗るだけですが、僕は何滴か精製水を入れて粘度を緩くして塗っています。

写真はウェザリングの後ですが、下地の彩度が高め(フラットグリーン率高め)なのでだいぶ汚してもまだ素敵な色合いが残っています。ちなみに基本塗装の後、ムニつきました。アクリル溶剤でムニムニします。詳細はこちら。このステップで彩度と明度が落ちますが、それを見越して明るく鮮やかに塗っているのでOKということになっています。

燃料缶は同じくタミヤアクリルのハルレッドで下塗り。ウェザリングマスターのFセット(金属色)で適当にこすった後、ミリタリーピグメント超級 ラストオレンジを適当にまぶし、100均パステルの白を削った粉をおりゃっと乗せたりするとこんな感じになります。だいじょうぶです、適当にやればそんな感じになるもんです。

ダークブラウンでスミ入れをして、溶剤をつけた綿棒で拭き取りました。デカールを貼ってつや消しコーティングを実施。

ハイライト入れは油彩具で行います。グリーン系の色とホワイトを混ぜてハイライト色を作って明るくしたい部分に乗せていきます。べったり塗るというわけではなく、ドライブラシをするくらいの量を筆に乗せてちょっとずつ入れていきます。初めは車体色になるべく近いややハイライト色を作って色を置きつつ、様子を見ながら、徐々に思い切ったハイライトを入れていくようにするといい感じになることが多いです。

ハイライト入れは実はとても時間をかけてやっていて、数時間ちまちまとハイライトを入れ続けたりすることがあります。楽しいので夢中になっていると、時間はあっという間に過ぎてしまうものです。オソロシヤ。

とはいえハイライトを入れ続けていると、楽しくなってやり過ぎてしまって、全体がぼんやりとした印象になってしまうことが多々あります。そんな時は100均の黒パステルを削ったものを、ベビー用の細い綿棒にとってハイライト色のすぐ隣や暗部に入れ直すことで、キリッとしたメリハリのある状態にバランスを取るようにしています。たまに暗部を入れるのが嫌になってそのまま完成へなだれ込むこともままありますが。。。

そんなわけで僕の戦車は明るめに仕上がるので飾り映えがします。それでは完成写真をご覧くださいませ。


JS-3重戦車の完成写真ギャラリー

堂々した勇姿をご覧くだされ。

車体下部はソビエト戦車ということでやっぱり赤土だよね!というノリでそれらしくピグメント等で仕上げました。かっこいい。

すごい重量感!ノンナを乗せたかった。

しかし今回はキット付属のソビエト戦車兵にご搭乗いただきました。タミヤのキットは新しくなればなるほどフィギュアの造形がよくって塗っていて超楽しいですね。

履帯は付属のゴムだかポリだかの履帯です。例によって赤染めしてあります。

車体後部。ちびっこ爆誕直前だったので完成を優先して何も乗せませんでした。シンプルイズベストであります。

車体後部。燃料缶をサビ塗装にしたため中々見栄えが良いです。

サビっぽく塗った後で最後に砂か埃のノリで白パステルをエイっとかけると大変それらしくなります。それらしいだけで超絶技法の人には及ばないので悪しからず。

砲身を回転させたところ。狙われたら超やばい。

砲身先端のノズルがかっこいい。

お気に入りの一枚。次のもお気に入り。

次がラストです。

以上、JS-3 スターリン重戦車の完成ギャラリーでした。


今回の振り返り

そんなわけで大変久しぶりの更新となりました。久々に書くと、色々新しいやり方をしているものやらの解説を残しておきたいなぁという気持ちになったりしてやる気が出ますが、さてどれほど継続するものか。しかし頑張り過ぎないのが継続には大切ということもまた真実なので、適当に完成写真をあげるだけでも続けたいと思っています。

作って塗る、という話では最近試しに手を出してみた艦船モデルが面白くってですね。筆塗りだものですからエッチングは恐えやということで素組みをして塗りましたがべらぼうに格好良いですね。もう勢いに任せて何隻か積んじゃおうかな!なんて思ったりもしましたが、さすがに怒られそうなので自重しました(えらい)。

そうですね、先に積んである戦車をなんとかしろって話ですよね、わかってます、わかっては、、、いるんです、、、あ、そうだ息子に作らせればいいんだ(まだ0歳)。