ドイツの超重試作戦車 E-100 の製作・塗装

2019年も夏が過ぎ、秋になろうとする今日この頃、今回の戦車はドイツの超重試作戦車、E-100です。試作戦車で実戦投入はされていないそうなので、思う存分好きなように作っちゃえば良いやつです。

いや本当はなんだって好きに作っていいんでしょうし、これまでも好きなように作ってきたので気にすること無いっちゃ無いんですが、作数が伸びてくると、あれ、ここはこうしなきゃいけないんじゃ、というツマラナイ制約につい囚われてしまいますな。そんなしがらみのようなものは、試作戦車には必要なし!だってこの戦車実際には完成していないんだもの!いやっほう!

というわけで組んでみてあまりのデカさにちょっと引きつつ、サイドスカートを外したり、手すりを追加したり、謎のワイヤーを巻きつけたりして遊んでみました。

E-100と一言に言ってもいろんな砲塔のバージョンがあるっぽい。


今回のテーマは赤い戦車

ドイツの戦車には錆止め塗料が吹き付けられていて、その上からダークイエローやら迷彩やらが塗装されていたそうです。そこでちゃんと準備もできずに出撃させたような車両は錆止めの塗料のレッドプライマー色で表現したりします。

私はこれまで一度もこのレッドプライマー色の戦車というものを作ったことがなく、しかしながら、Adam Wilderの作る赤い戦車に憧れもあり、まずはチャレンジしてみることにしました。Adam Wilder の超絶かっこいい塗装は下記リンクを参考にしてください。

結論としては思った色にはならなかった。でもかっこいい。でした。もっとオレンジ色寄りなのかなぁ。私の基本塗装色はタミヤアクリルのフラットレッド8:イエローグリーン2 でした。

普段であれば基本塗装はそれらしい色にしておいて、油彩具で色味の調整をするのですが、手持ちの塗料をどう混ぜて車体に乗せても Adam Wilder っぽい色にはなりませんでした。ここはリベンジ必要ですね。Panter Ⅱでやろっかな。

車体はイエロー系統にし、薄す過ぎて見えないのですが、グリーンで細い迷彩柄を入れています。見えないので、、、無いのと一緒、、ですね、、(悲)

車体のレッドプライマー色部は最後までピンと来なかったのですが、色々と試していった結果たどり着いた、タミヤのウェザリングマスターAセットのサンドピグメントを擦り付けたところ、一気に表情が変わって格好良くなりました。写真では白に近く見えますが、実際擦り付けているピグメントはサンドです。赤色のハイライトにはイエロー結構あう。

というわけで、E-100は完成としました。当初の目標とは違う着地ですが、これはこれで中々にグッとくるレッドプライマー色になったのでは無いかと思っています。


E-100の完成ギャラリー

砲身も含めて全長40cm近く。とにかくでかい。八九式を乗せたくなりました(実はちょっと乗せて遊んでましたw)。

車体側面もレッドプライマー色。転輪は数カ所程度。

こちら側はサイドスカート1枚だけ。

後方から見たところ。メリハリが効くようにあえて強くウェザリングマスターのサンドを入れるところと入れないところを分けました。


振り返り

レッドプライマー色は難しい。基本塗装とハイライトの油彩具色の選定から再度チャレンジしたいと思います。この色はこの色でとても魅力的なのでありとしつつ、自作はもっと冒険します。彩度をあげて塗りたいな。