[初心者向け] 2018年版 戦車プラモ入門にオススメな安い戦車キット3選 (1/35)

戦車を作って手元に置きたい。だけどプラモなんて作ったことないし、戦車はだいぶガチっぽい。でも作りたいしどれ作れば良いか分からないし、あーもー、困ったーーー!という人に送ります。ガルパンにも登場する戦車達です。

※ 写真のキットはまだ作っていない戦車キットを撮影してみただけで本稿とはあんまり関係がありません

初心者へのオススメ戦車キットの条件

戦車プラモというのは、大きく分けて「製作」と「塗装」の2つのステップがあります。ここでは製作も塗装もかんたん!そしてキットの値段もお手ごろ!という戦車を取り上げます。

  • 戦車のキットが作りやすく、説明書も分かりやすいこと
  • 集中して製作すれば数時間で完成すること
  • 必要最小限の道具で作れること
  • 塗装がシンプルであること
  • 塗装は筆塗りで良いこと
  • キットそのものが安価であること
  • スケールは 1/35 であること

ここで1輌か2輌を作ってみて練習をしてから、本命に取り掛かることをオススメします。ちなみに僕がこの道に足を踏み入れたときの「本命」はチハこと九七式中戦車でした。チハは迷彩塗装がけっこうハードル高いのです。。

面倒くさいんじゃーという人は「タミヤの2000円以下の 1/35 キットなら初心者でも安心」なので、そんなキットを手に入れると良いと思います。もう作りたい戦車に最初から飛び込む人には…こんな記事は必要ないですね、ドンといきましょう。

安くてかんたんな初心者向け、オススメ戦車キット3選

1位: [タミヤ] Ⅱ号戦車 F/G 1/35(実売800円前後)

とにかく安い。実売800円前後で買えてしまいます。1/35の戦車キットでは最安値ではないかと思います。組み立ても超簡単。塗装もシンプルと良いことづくしなのが、ドイツのⅡ号戦車F/G型です。

値段、製作にかかる時間、難易度、塗装のし易さとどれをとっても初心者にはピッタリなのが、このⅡ号戦車です。タミヤのキットらしく非常にすんなりと作れるようになっていて、深く悩む必要がありません。残念なのは戦車のシンボルでもある主砲が小さいくらい、ですかね。。。

先日この戦車を作ったのですが、非常にサクッと組み上がり、大変満足な気持ちになれました。塗装も車体がさほど大きくないので、短い時間で済みます。Ⅳ号戦車とかに手を出すとシンドイ思いをする転輪の塗装も、片側5個だけで済むのでとても楽なのであります(Ⅳ号だと片側16個)。

塗装はダークイエローやジャーマングレイの単色で十分見栄えのする状態になりますし、付属のデカールを貼ってドイツ軍仕様にすれば相当に格好良い戦車の出来上がりです。T34/76に匹敵する組み立て易さで、キットの値段は半分くらいという神キット。さらに兵隊さんフィギュアも5体付いてくるという、ちょっと意味がわからないレベル。

僕の製作記はこちら。


2位: [タミヤ] T34/76 1/35 (実売1600円前後)

とにかくシンプルで姿が良い。自信をつけるのに最良の戦車。

僕が一番気に入っているキットです。T34/76が好き、というのもあるのですが、とにかく製作がすんなりいきます。説明書も分かりやすいですし、キットの合いも良く、製作については初心者でも1日2時間 × 2日くらいで完成するのではないでしょうか。

また塗装もシンプルです。Mr.カラーのロシアングリーン(2) か、タミヤアクリルのダークグリーンがあればほぼ塗装はOK、という感じなので用意する塗料も最低限で済みます。ひとまず様子見に作ってみるならこの戦車だと思います。

ガールズ&パンツァー劇場版のエキシビジョンマッチに登場する戦車でもあるので、プラウダ高校の校章を貼るともうかなりそれっぽい感じになります。ちなみに僕は普通のカラープリンターで普通の紙に印刷した校章をカッターで切って貼り付けていました。雑ですが、けっこう幸せな気持ちになれます。

購入するなら Amazon が安くてオススメです。

僕の製作記を2つ載せておきますね(この記事執筆時点で冬季迷彩のT34/76も作り終わっているので僕は都合3輌つくっています。。。)

2作目です。


3. [タミヤ] パンサー A型 1/35(実売1500円前後)

大迫力なのに1500円で買える超優良キット。巨大なドイツ戦車を作ってみたいあなたに。写真は迷彩塗装をしていますが、ダークイエロー単色でも良いと思います。

ドイツの代表的な戦車といえば、ティーガーですが、やはりティーガーにはスキルを磨いてから挑みたいものです。安価で買えるドイツの代表的戦車といえば、やはりパンターではないでしょうか(突撃砲とかありますが、やっぱりパンターはいいです)。

タミヤのキットらしく非常に作りやすく、製作で詰まることは無いと思います。上記の写真も新品で1500円で買えるキットを塗装したもの(しかも4作目くらい)なのに非常に格好良いです。

上記の塗装は迷彩塗装としていますが、ダークイエローの単色塗装でも良いと思います。ちなみに僕は迷彩塗装の練習台としてこのパンターを製作しました。迷彩塗装はまぁ手間は掛かりますが、楽しいです!

ちなみにガルパンに出てくるパンターは G型ですが、G型のノリで黒森峰の校章をつけてみても、違和感はそんなに無いと思います(僕は細かいこと気にしないので…)。

Amazonで買うならこの商品です。

僕の製作記はこちら。


製作を始めるにあたって

冒頭でも書きましたが、戦車プラモは「製作」と「塗装」の2ステップです。大層な道具を揃える必要はないのですが、最低限の道具は揃えましょう。もちろん追加で揃えるとより便利な道具はたくさんあるのですが、ここで紹介するようなキットであれば、下記レベルの道具立てで勝負できます。


購入すると大変な思いをするキット

戦車プラモ作りは本当に楽しくて良いのですが、やはり入り口を間違えると大変なことになろうかと思います。僕は幸運なことに何輌か作成した後でしたが、初心者には向かない地雷キットも多々あります。ドラゴンモデルズ(Dragon Models)のキットあたりは細密感はあるのですが、パーツが多かったり、履帯の組み立てがつらかったりと、難易度が高いのでオススメできません。

下記にてガルパンで戦車に入っていく人向けにオススメしない戦車キットを紹介しておきます。


僕の戦車デビュー前後のはなし

僕の戦車作りはガールズ&パンツァーの劇場版を見てからで、TVシリーズ版は友人に勧められて見ましたが、作るところまで火がつくことはありませんでした。劇場版のエキシビジョンで突撃するチハを見て涙が溢れ、チハが作りたい!チハ!チハ手元に置きたい!という思いが止められなくなり、そうして足を踏み入れたのが戦車模型道でした(もともとミリタリー系は好きでした)。

しかしチハの迷彩塗装はやはりハードルが高いです。また戦車のプラモデルキットはメーカーが多数あって、どこから入れば良いのかも分からず、Amazonのレビューを見てはあれこれ考えていました。ただAmazonレビューは上級者の人のいう「簡単です」と同じレベルの人が言う「簡単です」が混ざっていて、正直良く分かりませんでした。

結局、僕は最初にタミヤのドイツのⅣ号D型を作って、2輌目に本命であるチハ(九七式中戦車)を作りました。プラモデルは中学生のころにガンダムを1つ作ったくらいで、興味も経験も全くありませんでしたが、中々どうして、作れております。

この記事がこれから戦車模型に足を踏み出すみなさんのお役に立てれば幸いです。