まずはプラモデルを制作・工作するのに必要な道具です。戦車のプラモデルキットというのは、実はキットだけではどうにも出来なくて、接着剤や塗料は別途購入してこないといけません。接着剤が無いってのは驚きで、一般人の感覚からすれば全部入れといてくれよと思うのですが、そうではありません。
まずは接着剤ですが、タミヤセメントを使います。1瓶160円くらいですかね。私は10輌くらい作ってきましたが、まだ半分くらいは残っています。驚異のコスパですね。これが無いと組み立てられませんので、買いましょう。
お次はニッパーです。これはパーツを切り離すのに使います。ハサミでも何とかなるのかもしれませんが、やったことは無いので分かりません。吝嗇家の僕もニッパーは買いました。300円くらいのやつです。上を見たらきりが無いので…。問題なく切れます。
サンドペーパーです。400番〜800番のものがあれば良いでしょう。パーツを切り離したものの汚かったりした時に面を綺麗にするのに使います。ザラザラした面で擦ると表面がうすうく削れて、大変滑らかな面にすることができます。100円未満です。
デザインナイフです。パーツを切り離す時に少しゆとりを持たせて切り離すのですが、そのあとはこのデザインナイフで綺麗に余計な部分を切り取ります。最近は慣れてきてヤスリをかけなくても、そこそこ綺麗なようにデザインナイフだけで切れるようになってきました。ちなみに100円均一ショップで買いました。なんの不満もありません。切れすぎないので指とか切ったりもしませんし。
ピンセットも100均です。これは無くても気合いでカバーできますが、大変微細なパーツを接着したりすることもあるので、あると位置の微調整などで活躍します。
ということで、まぁこれだけあればプラモデルは作れます。ニッパー、デザインナイフでパーツを切り出して、汚くなったらサンドペーパーで整え、時にはピンセットを使いつつ、接着剤でくっつけます。
なんだか戦車なんて作れるような気分になってきましたね!実際のところ、プラモデルのキットを作るだけなら、そんなに難しいことはありません(特にタミヤならなんの問題もないです)。上級者の方々はアレンジをしたり、調整をしたり、色々とこだわって作られているようですが、初心者はまぁ難しいことは気にせず、説明書の通りに作りましょう。
道具はネットで買うならヨドバシonline がお勧めです(ブログの性格上Amazonにリンクは貼りやすいのでAmazonのページを紹介していますが)。1000円未満でも送料無料で届けてくれますし、値段もかなり安いです。デザインナイフ、ピンセット等は100均で揃えちゃいましょう。
戦車プラモデルのキット、特に最初に作ってみるような戦車は、タミヤのキットがお勧めなので、Amazonで購入するのがほぼ最安だと思って間違いないでしょう。たまにしか在庫が出てこないBT-42やT34/85などは値段が良く変動しますが、チハやT34/76、ティーガー等の新品キットはAmazonで買っておけば値段的には間違いないです。
塗装に必要な道具
さて問題は塗装です。こちらがまぁハードルが高そうです。塗装の仕方は色々とあって、筆で塗ったり、スプレーで吹き付けたり、エアブラシという機械を使ったりと様々なのですが、ここではマイペースで進められてコストも安い、筆塗りをお勧めしたいと思います。初期コストは圧倒的に安いですし、部屋もさほど臭わず、良い感じです。あと楽しいですよ。筆で塗るの。
筆は細いものから、そこそこなものまで何種類かあると便利です。一番細いものはタミヤのモデリングブラシHF 面相筆 極細、という200円くらいのものを使っています。あとはまぁ100均の筆で細そうなやつを買ってくれば良いでしょう。戦車をずいずい塗るにはそれなりに太いものもあると便利なので、3本セットとかでよく売っているものを手に入れましょう。
塗料ですが、これは戦車によって違ってきますので一概には言えません。キットに指定色があればそれを、なければ他の方が作られている時のカラーを参考にすると良いと思います。
基本的には4〜6色もあれば大丈夫なことが多いです。兵士フィギュアを塗装しない場合は、不要な色を買わないようにしましょう。僕は基本的にはタミヤのアクリル塗料を使っていて、ほぼ基本的な塗装はすべてアクリル塗料で行い、ウェザリング(汚し塗装)で乗せる色はエナメル塗料を使うようにしています。
小さいサイズだと、1瓶120-150円くらいですので、まぁ5色買っても700円前後です。それに中戦車1輌くらいでは1瓶も無くならないので、次の機会に使うことができます。戦略的な分量ですね。
最初に戦車を作ってみる、くらいであれば、作る戦車に必要なアクリル塗料だけで良いと思います。エナメル塗料はまぁ無くても良いかと。塗料は一度プラスチックの空いたものに出して塗ると良いです。塗料の蓋を開けっ放しで塗ると乾燥して妙にドロドロした状態になっていきます。オススメなのは卵のパックですかね。小分けになっていて便利です。
ただ色を塗っただけでは質感が無さすぎるので、スミ入れという作業はやった方が良いです。やる、やらないで全く質感とか重厚感が変わってきますので、是非チャレンジして欲しいです。そこで使うのが次のタミヤのスミ入れ塗料。300円くらいです。
使い方は別途解説するとして、これはあった方が良いので買っておきましょう。
というわけで塗料で揃えておくべきものも以上です。筆を使って、アクリル塗料を塗り、スミ入れ塗料を使って質感をあげれば、ちゃんと戦車を作ることができます。
使った後の筆ですが、アクリル塗料であれば水で洗えます。ただし時間が経って塗料が固まってしまうと中々難しいので、塗り終わったら水を入れたカップなど(うちは食べ終わったアイスのカップ)に挿しておきましょう。
スミ入れ塗料を塗るのに筆を使ったら(実は上記写真のスミ入れ塗料はキャップのところに細い筆が付いていて、それで塗装できます)、エナメル溶剤で洗うのが良いのですが、私はライターオイル(100均で購入)を使って洗っています。経済的ですし。
というわけで、背伸びもせず、最低限の努力で戦車を作って塗装をするのに必要な、お安い道具をご紹介しました。できるかなぁ、難しそうだなぁと思うものですが、大丈夫です。案外なんとかなります。最初に大きなコスト投下も必要ありませんし、どうもダメなら諦めて諸々処分できるようなものばかりです。
まずはやってみなはれ、の精神ですので、くどくど考えるよりは初めてみましょう!
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[追記] 初心者向けの戦車キットを作ったことがあるものの中から3輌選びました。最初のキット選びの参考にどうぞ。
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