German Jagdpanzer 38(t) Hetzer - Girls und Panzer, Oarai, Kame-san team
先日の38(t)に続きまして、カメさんチームのヘッツァー編であります。ヘッツァーくんはTVシリーズでは黒森峰との決勝戦からのお目見えですが、インパクトが強すぎてそんな感じがしないですね。劇場版を繰り返し見すぎ、というのもあると思いますが…。
今回のヘッツァーくんはまだ記事になっていない2代目カーロアルマートくんで実験した「いやいやそんなに薄い色で基本塗装しちゃあダメなじゃぁないのか」「いやいやこれがお前さん最後はこうなるんだよぅ」作戦を踏まえて、大変明るい色での基本塗装からメリハリの効いたヘッツァーくんに仕上げていきます。
製作/塗装過程の写真が多いので、前編・後編に分けてお送りします。前編では製作・塗装のスミ入れまで、後編では油彩による表情付けと完成ギャラリーの構成です。
ひとまずは塗装レシピでございます。
ヘッツァー@カメさんチームの塗装レシピ
- 筆塗りのみ
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-60 ダークイエロー つや消し
- 【転輪部分】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-56 メタリックグレイ つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-64 レッドブラウン つや消し
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-84 ダークアイアン つや消し
- 【砲身先端】100均パステルのブラック
- 【チッピング】なし
- 【スミ入れ】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【排気管】タミヤ アクリル塗料 XF-9 ハルレッド
- 【排気管】オイルクレヨンの黒と茶のカスをライターオイルで溶いたもの
- 【フィルタリング】ホルベイン 油絵具各種
- 【履帯】タミヤ アクリル塗料 XF-84 ダークアイアン つや消し
- 【履帯】タミヤ ウェザリングマスター Aセット
ヘッツァー@カメさんチームの製作
製作に使ったのはこちらのプラッツ(Platz)さんから販売されているヘッツァーくんのキットです。Amazonのレビューにあるように「まぁひどいキット」です。Amazonの商品ページはこちら。
値段が高いわりに箱の中身はスカスカで、例によって説明書はうんざりするくらいに見づらいです。履帯は連結式なので、1つずつちまちまと組み立てて、巻かなくてはいけません。初心者にやれるもんならやってみろい、とでも言うようなキットです。
ただ完成しないわけではなく、時間をかけて、丁寧に、心を折らずに頑張れば、ちゃんとかたちになります。塗装すれば最初の写真のように、素晴らしいヘッツァーくんになって帰ってきます。ただし劇中のものと同じものにはなりません。箱絵のようにもなりません。
ちょっと違うものを大らかな気持ちでヘッツァーくん!かわいいよヘッツァーくん!と叫べる人向けのキットではないでしょうか。出来上がれば細かい部分は気にならない(性格的なものかも)ので、チャレンジしてみるのも面白いと思います。
というわけで頑張って組み上げました。連結式履帯は、例によってマスキングテープの上で一回組み立てて、流し込み接着剤で固定して1時間くらいたったところで巻きつけました。この地味な作業が以外と苦にならなくなってきた今日この頃。
おお!ちゃんとヘッツァーくんだ!
ヘッツァー@カメさんチームの塗装
基本塗装
まずは基本塗装から始めます。基本塗装は最初に書いたようにとても明るい(というか白をベースとした)色合いで塗装を行います。いつものように筆塗りで、タミヤのアクリル塗料を使います。
タミヤアクリルのフラットホワイトとダークイエローを混ぜますが、まずはフラットホワイトを出します。そこにダークイエローを混ぜて薄い黄色になるくらいにします。ここではスーパーカップ(6個入)のアイスのカップに入れています。ちょうど同じくらいの色合いですね。。
これを車体に塗りたくっていきます。
1度塗るだけでは薄いところも残ってしまうので、最低2度塗り。今回はアクリルでむにむにするのをしっかりやりたかったので、3度塗りをしました。まぁ塗ったそばから乾いていくので、そんなに手間ではありません。
いい感じに塗れました。
もはやこれ成型色じゃ…と思うような具合で心配な気持ちになりますが強い気持ちで前に進みます。
むにつき
続いてアクリル溶剤でむにつきます。詳しくは[戦車ウェザリングTips] アクリル塗装剥がしにて。今回は塗装を剥がすところまでは行わず、ちょっと表面を撫ででぐじぐじっとやり、スミ入れで表情が出るように仕込みを入れる程度に留めます。
アクリル溶剤を筆にとってムニついたところ。ぅぅ、基本塗装が明るすぎたのと写真が明るいのであんまり良く分からない…。
車体後部。こちらはまだ分かるか。表面がざらつくと同時に色合いが一段階暗くなりました。良い具合であります。
[追記] このタイミングで履帯をエナメルのダークアイアンで塗り、転輪もフラットブラックで塗装しました。この次のスミ入れではみ出たところは拭き取っちゃいます。
スミ入れ
続いてスミ入れを行いますが、僕の場合はフィルタリングと紙一重な感じのものになっています。拭き残しで汚れの表現等もしてしまいます。メリハリの効いた戦車に仕上げたいので、暗部を表現するスミ入れは一番くらい色、黒を使います。
エナメル塗料のフラットブラックを、100均で買ってきたライターオイルで希釈してベタベタと車体に塗りつけていきます。ここではエナメル塗料を使うことがポイントです。アクリル塗料の上にエナメル塗料を塗った状態で、エナメル塗料の溶剤を使っても、下地のアクリル塗料は溶けません。
同じアクリル塗料でやってしまうと、この場合はアクリル塗料の溶剤で余計な部分を拭き取りますが、まぁ当然のように下地も剥がれてきて、たいへんカオスな状態になります。まぁそんなカオスな状態に入るからこそできる表現、みたいなものがあるかもしれない(と今思った)ので、今度あえてやってみるかもしれません。
ふつうに考えたら失敗するので、アクリル塗料で基本塗装をして、エナメル塗料でスミ入れやその他もろもろ、と覚えておけば良いと思います。
というわけでスミ入れ兼フィルタリングをしました。
真っ黒であります!!!慣れるまではこのプロセスは本当に心配で恐ろしいのですが、慣れてくればへいちゃらな気持ちでベロベロにできるようになります。なにせエナメル溶剤で拭き取ればいいんですからね!
乾燥したところで、綿棒にエナメル溶剤をつけて、車体の余計に黒くなってしまっている部分を拭き取っていきます。あえて汚れを残すのも面白いでしょう。僕は端っこ(エッジ周り)はあまり拭き取らず、広い面になっている部分は綺麗に拭き取ります。雨だれ汚れを残したいときは、あえて上から下へと、綿棒を動かしますが、たいてい綿棒がエナメル溶剤で結構しっとりなので、うまくいきません。
雨だれ跡をやりたいときは、この後トップコートを吹いて表面を保護したあとで油彩具を使ってやることが多いです。
そんなわけで拭き取り中の様子。
綺麗に拭き取っているつもりでも、むについた後だと凹凸部分が微妙にできているので、そういったところにスミが残って良い具合になります。
今回はスカート(車体下部についている装甲板みたいなもの)に汚れ跡を残すかたちでふきっていきます。とても珍しいことに写真を撮っていたので、詳細に紹介しましょう!
まずは拭き取る前のスカートの様子。
わあきたない。拭き取ります。
雨だれ跡を残しつつ、下の方にも汚れを残しつつ、なんだかそれっぽい感じを目指して拭き取った結果です。なかなか良いんじゃないでしょうか。
続いて転輪も拭き取ります。単純に拭き取るわけではないので、結構たいへんです。拭き取る前は上の写真のようにほぼ真っ黒であります。
がんばって3つ拭き取りました。突起の先端部分と溝のない部分を拭き取って、あえてそれ以外はそのまま残すようにしています(たまに勢い余って拭き取ってますが)。暗いところと明るいところの差が大きい方がキリっとして好きだからです。
最後の転輪も拭き取りました。
見違えて格好良くなりました。
スミ入れ前がこれですから、
劇的な変化であります。
ちなみにエナメル溶剤はこんなスミ入れをする関係でとてもよく使うので、大きいものを使っています。とはいえスミ入れの拭き取りくらいなので、そんなに大量にはなくならないです。単純に塗料を薄めたり、筆を洗うときは100均のライターオイルを使っています。コスパ良いですし。
というわけで前編はここまで。後編では油彩による表情付けをしていきます。
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