[戦車塗装] M41ウォーカー・ブルドッグを陸自仕様で作る(後編)

US light tank M41 Walker Bulldog, supplied to Japanese Ground Self Defense Force, Tamiya

前編に続いてウォーカー・ブルドッグの陸上自衛隊バージョンの製作・塗装であります。今回はデカールを貼って仕上げつつ、完成ギャラリーまでの記事になります。

前回の記事はこちら。



デカールを貼る

後編はデカールを貼るところからです。ここまで米軍のデカールを貼るつもりだったのですが、やっぱり自衛隊仕様にしてしまいましたとさ。つい…ですね。


ドライブラシ

仕上げにエナメル塗料のフラットホワイトとウェザリングマスターのドライブラシでハイライトを入れていきます。

ドライブラシは基本的にはエッジ周りや突起物にやるのが基本だと思うのですが、最近のマイブームで車体面にもやってみました。今回はコーヒー粉を練りこんである(改めて書くと実に奇怪である)ので表面がざらざらとしています。

そんなザラつきにドライブラシです。筆を塗りたい面に対して水平にして、かすっかすっと突起しているところに当てていったりしました。分かりやすそうな完成写真がこちら。

ホワイトが砲塔上の平らな面にもところどころに当たっているのが分かると良いのですが。。作業していた時は下の写真のような感じ。

横から見るとこんな感じ。

いいんじゃないでしょうか。

最近の僕のマイブームは、やや暗めに塗装した車体にキツめのハイライトを入れる、という遊びでして、今回もあえてホワイトのドライブラシを繰り返し同じ場所に入れて、やりすぎじゃないか、というくらいに白くしてみたりしています。

下の写真はまたしても完成写真ですが、前面装甲や側面にだいぶ白いところがあるのが分かると思います。やっている最中は結構心配な感じですが、俯瞰してみればさほど気にならず、むしろいい感じに見えるんじゃないかと思います。

実際に筆を動かして塗装をしている時は10cmとかの距離で見ますが、飾ってみるときは30cm は離れますからね、強調しすぎるくらいでも良いのかもしれません。

最後にウェザリングマスターAセットのサンド系のパステルを車体のランダムな位置、6箇所くらいにゴシゴシつけてみたり、足回りにガサガサしてみたり、車体の下に泥はね跡をつけてみたりして完成であります!

ちなみにエンジンカバーあたりはサビ塗装をしています。詳しくは記事を外部化しましたので参考にどうぞ。

[追記] そういえば最後に転輪のリベット?ナット?を黄色に塗ることに気づいて地味に塗りました。


M41ウォーカーブルドッグの完成ギャラリー

今回のウォーカーブルドッグは最近作った戦車の中でもかなりの出来になったと思います。車体のメリハリも効いていますし、奇怪にもコーヒー粉を練りこんであったりもしますし、面白い戦車でした。完成写真もなかなか良く撮れていてハッピーであります!

いいなぁ。続いて横から。

ウォーカーブルドッグ好きになりました。

正面です。軽戦車感がありませんな。英語のWikipedia に Light Tank って書いてあったんだけどなぁ。続いて後ろ姿です。

エンジンカバーあたりはキツキツにやっています。いいですなー。

続いて後ろを向いて、箱絵ポーズにしてみます。

確かにかっこいいぞ箱絵ポーズ。

最後に砲塔をぐるぐる旋回させて記念撮影。



まとめ

タミヤのウォーカー・ブルドッグ、1/35 の製作と塗装、ウェザリング等でした。完成してみて今回思うのは、最近の僕は車体を明るく塗装することばかりを考えていましたが、車体を暗めにやって、ハイライト部分をドライブラシやピグメントでやるのもだいぶカッコいいのではないか、ということでした。

確かに車体が暗い方がハイライトが目立ちますし、メリハリもついて良いのかもです。ただ全体のトーン暗くなるのも微妙に気になったりして、中々全部これでOK、というものには行きつきませんな。車両によるから行き着かないのが正解なのかも。

とはいえ今回のウォーカー・ブルドッグは、僕の中では「これだ!」という感じでした。今の僕の好みで言えば、ドストライクな塗装ができて、大変ハッピーです。良い1輌になりました。