[戦車塗装] タミヤでウサギさんチームのM3リー Mk.Ⅰ を製作

US Medium Tank M3 Lee Mk.Ⅰ, Oarai, Usagi-san team, Girls und Panzer

天才が搭乗するウサギさんチームのM3リーをついに製作しました!M3リーを劇中に近い形で作ろうとすると、アカデミーのキットが良いらしいのですが、今回はタミヤのキットで製作しました。厳密に言えばウサギさんチームのM3リーではないのですが、まぁだいたいってことで。僕はこういう感じで十分ハッピーです。


ウサギさんチーム M3リーの製作

今回の製作に使うのはタミヤさんから出ている M3リー Mk.Ⅰ です。かなり古いキットなので、一時期どこにも売っていなくて大混乱でしたが、最近再生産されたらしく、1800円ほどで普通に買えるようなりました。ありがたい話であります。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.39 アメリカ陸軍 M3 リー Mk.I 戦車 プラモデル 

さて今回はどういうわけか(自分でも良くわからない)写真がほとんど無いので、製作直後の画像はありません。ちょいとモヤモヤとしていた時期で、ぼんやりしながら作っていたような気もします。。Stock Optionか安定のSalaryかの板挟みというやつで。。

改造したところはと言えば、正面向かって右下にある、ウサギさんのデカールを貼るところにある突起なのか、窓なのか、そういう感じの部分です。さすがにこれがあるとデカールが貼れないので、ニッパーで削ったあとでカッターで削り、最後にタミヤパテで平らにしました。

平らにしたつもりだったのですが、僕の工作力と、工作にかける情熱と、工作中の集中力のすべての欠陥によりデコボコな残念な具合になりました。もっとがんばりましょうを貰うレベルですね、、もうちょっと頑張ります。。

機銃も劇中のものよりたくさん付いていてどうしようか悩みましたが、能力的に対応できそうになかったので諦めました。2輌目で頑張ります。


ウサギさんチーム M3リーの塗装

さて製作が終わったら塗装です。戦車プラモは塗装しないと目も当てられないほど残念なので、ここは避けては通れません。いつものように筆をビシィっと取り出しまして、ぬりぬりしていくわけであります。


基本塗装

もちろん写真はないのですが、基本塗装はタミヤアクリルのオリーブドラブを使います。劇中だとダークブラウンっぽく見えたりもするのですが、オリーブドラブっぽく見える時もあるので、ここではオリーブドラブとしました。

基本塗装後に例によってアクリル溶剤でムニつくので、フラットホワイトを混ぜて(2割くらい)色を明るめに調色して塗装しています。

基本塗装は2〜3度、薄めに塗ります。最近の僕はやや横着気味なので2度塗りです。


スミ入れ

エナメル塗料のフラットブラックできつめに墨入れをします。とは言えあまり汚すのもどうかと思うので、あまり拭き残さず、エナメル溶剤をつけた綿棒でなるべく拭き取りました。本当はリベット周りに残すつもりだったのですが、心ここに在らず状態だったのか、綺麗に拭き取っています。


細部・転輪塗装

車体後部にいくつか工具があるので、それぞれチマチマと塗ります。また前面ライトはシルバーで、後部ライトはレッドで塗りました。墨入れ後の塗装は基本的にエナメル塗料でやっていて、はみ出したら細い綿棒で拭き取ってしまいます。詳しくはレシピをご確認ください。


デカールあて

ここからようやく写真がありますよ!こんな具合になっていました。

デカールは正規品がなかったので、おうちdeデカールに印刷した自作デカールを貼ったのですが、ウサギさんチームのマークは形状が複雑すぎて、切り抜くにも途中で失敗したりと散々な目にあいました。(ちなみにおうちdeデカールは下地が白のものを選びます)

そこで、今回は切り抜くのを諦めてそのまま貼ってから、周辺を基本塗装色で塗る、という方式で整えることにしました。まぁ結論としてはこれもあんまりうまくいかなかったので、もう踏んだり蹴ったりであります。

今にして思えば、デカールの周辺を塗るときにもうちょっとフラットホワイトを混ぜてちゃんと調色していれば良かったなぁ、と思います。いろいろ荒れてましたからねぇ、あのとき。。。

というわけで、ウサギさんチームはデカール形状が複雑なので、自作するよりもモデルカステンから販売されているデカールを別途購入して使った方が良いと思います。まあ僕くらい大雑把なら気にしないでいいと思いますけど!


油彩でフィルタリング

オリーブドラブにはイエローオーカーである」というのは僕が経験則的に強く自信を持って信じているハウツーでして、今回も信じる心を大切にイエローオーカーをずずいっと取り出し、エイヤえいやと大胆に塗っていったわけであります。こんな感じになりました。

ホルベイン油彩具セットに入っているイエローオーカーの塗料を綿棒にちょっとだけ取り、それを車体にちょんちょんと付けます。あとは指なり綿棒なり筆なりで上から下へ、時には横へ、思うがままに広げていきます。

油彩具は乾燥が遅いので、一度塗料が乗っても指の腹でグイグイすると広がったりしてくれて使い勝手がよいです。また失敗したら、エナメル溶剤で拭き取れるのでこれも安心ですね。


フラットホワイトでドライブラシをする

最近の僕はドライブラシをこよなく愛していて、何かとドライブラシをしているわけですが、ご多聞にもれずこのM3リーさんもドライブラシの餌食になっています。

エッジ周りやリベットがはっきりとしてメリハリの効いた感じになりました。楽しい。今回はエナメル塗料のフラットホワイトを使っていて毛先をパサパサにしてからエッジ周り、そして面にもきつめのドライブラシをかけました。

車体下部のサスペンション周りもきっちりドライブラシをしておくとキリッとします。技法としてのドライブラシについては下記に詳細をまとめましたので良かったらどうぞ。


履帯の塗装

履帯はお手軽仕上げでパーんとやってしまいました。


ウェザリングマスターでサンド系を追加して仕上げ

履帯をはめたところで、最後にウェザリングマスターのAセットのサンド系ピグメントを車体下部、サイドスカート、履帯等によしなにつけて完成です。この辺はいずれちゃんとまとめないとな。。



ウサギさんチーム M3リーの完成ギャラリー

そんなわけで細部はやや雑ではありつつも、なかなか良い具合に仕上がったと思います。ウサギさんチームのM3リーであります!

良いではないか!このへんの写真は撮影時にちゃんとF値を絞って撮りました。いつもは面倒くさがってオートかMaxに開放して撮っているのですが、やっぱりちゃんと絞るとピントがあう範囲が広くなってよござんすな。

横からも見てみます。

いい感じ。履帯は弛ませたかったのですが、そういう気分でもなかったので割愛。車体はイエローオーカーで色むらが出るようしていて、そこにホワイトのドライブラシと、ウェザリングマスターのピグメントが乗っかっているので、なかなか複雑な表情になっています。

大きく写すとこんな感じ。

主砲がある側はこんな具合です。

ちょっと写真がハイライトにより過ぎているかも。。

続いてM3リー、ウサギさんチームを正面から見てみます。

ちょっと上から。

M3リーのお尻はこうなりました。

最後にもう一度…お気に入りをどーん。

かっこいい!



M3リーの製作/塗装の振り返り

今回は写真が少なめですみませんでした。とはいえ、仕上げの工程はそこそこちゃんと残せたので良しとします。ただいま僕はドライブラシにハマっていまして、このM3リーもホワイトでガンガン攻めるという、怖いもの知らずな塗装をしました。

やや白っぽくなってしまった感はありますが、暗い戦車はケースに入れてもいまいち見栄えがしませんから、これくらいが飾った時にグッとくるので良いのです。

これで大洗の車両コンプリートに向けてまた一歩進みました。残すは三突とルノーとⅣ号H型ですな。未だに主役の車輌が記事化できていないという残念すぎる事態に、僕はそろそろ(2017年の早い時期には)終止符を打ちますよー!


なお、大洗の他の車両は下記の記事にまとめています。