[戦車塗装] 陸自の74式戦車を第11戦車大隊所属で製作する

Japanese Ground Self Defense Force (J.G.S.D.F.) Main Battle Tank - The Type 74

唐突ではありますが、僕は74式戦車が好きです!先日大洗所属で74式戦車を作りましたが、やっぱりちゃんと「ああ、そうそう74式ってこんなだよね!」と言える74式が作りたくて、いやもう74式と言いたいだけかもしれませんが、74式戦車を第11戦車大隊のデカールを貼ってちゃんと作りました。「士魂」戦車であります!質実剛健なのであります!

超カッコいいです…!車体はあれやこれやと付けて走り回った風合いで仕上げています。では塗装レシピを見つつ、製作、塗装の手順等をご紹介します。



製作キットはタミヤの74式戦車

製作に使うのは前回同様、タミヤの74式戦車です。安定のタミヤキット。初心者でも組み上げられる作りやすいキットです。現在流通しているのは、このキットとは異なる「冬季装備」のキットですが、同じように組み上げることができます(説明書に記載がありますが、スキー板とか装備しなければ良いだけ)。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.168 陸上自衛隊 74式戦車 冬期装備 プラモデル

組み立ては説明書の通りに製作しています。アンテナは真鍮線で工作していますが、手順的には1番最後の取り付けになります。真鍮線アンテナの作り方はこちらを参照してください。



陸上自衛隊の74式戦車を塗装する

製作が終わったところで塗装に入りましょう。今回は写真が少なく、迷彩を塗り終わるところまで写真が1枚もないという、記事化が危ぶまれる状態であります。おおざっぱ、バンザイ!


基本塗装

というわけで迷彩まで終わり、というのは雑にもほどがあるので、各ステップを書いておきます。基本塗装は例によって筆塗りで、アクリル塗料を使います。ラッカー塗料(Mr.カラーのやつ)を使うとどうも筆跡が残ってしまう感じで好きになれません。

使うのはタミヤアクリルのダークグリーンで、これに同じくタミヤアクリルのフラットホワイトを混色します。およそ 8:2 でホワイトを混ぜて色を明るくするイメージです。ホワイトを混ぜるのは、後の工程でムニつくことで色が一段階暗くなるためです。

厚塗りしないで2度塗り、3度塗りをします。僕は基本塗装ですべて塗ってしまうようにしています。後で〇〇を塗るからここは塗り残す、とかは考えません。色々考えながら塗ると一瞬で1時間、2時間が飛んでいってしまう(ような感覚になる)ので、基本塗装は色を決めたらあとは何も考えずに全部に塗ります。


基本塗装をアクリル溶剤でこする

通称ムニつきます。アクリル溶剤を筆にとって、基本塗装部分をこすります。やりすぎると塗料がごっそり剥がれてしまうので、微妙な力加減でやります。まぁ失敗したらまた塗れば良いだけなので、ここも気にせずガンガン行くのであります。


迷彩塗装

続いて迷彩塗装です。ここでようやく製作途中の写真が…。

迷彩色として使うのはタミヤアクリルの茶色(陸上自衛隊)です。これをよしなに塗っていきます。迷彩柄は説明書を見たり、ネットで画像検索して出てくる実写を参考にしたり、もう面倒だから適当に書いてみるなど、自由にやれば良いと思います。

僕はフリーハンドで最初に筆で輪郭を描いて、中を塗っています。色々と気は使いますが、どちらかと言えば楽しい作業なので、細かいことは気にせずに描いていきましょう。


墨入れ

スミ入れはダークブラウンを使いました。いつもはフラットブラックなのですが、せっかく迷彩色に茶色を使っているので、よりマッチした形で墨入れもしてみようかなっと思った次第です。特に深い根拠とかはないです。ダークブラウンのスミ入れはいつもタミヤのスミ入れ塗料を使っています。

こちらは墨を入れた状態の画像、乾燥後にエナメル溶剤を仕込ませた綿棒で拭き取りました。


デカール貼り・細部塗装

細部を説明書を見つつ塗装後、デカールを貼りました。今回は「士魂」部隊の戦車に対してあった強い憧れを実現するべく、第11戦車大隊のデカールを貼りました。デカールを貼る際は基本的にマークセッターを付けてはるようにしています(表面が滑らかではないことが多いので)。

ここで一旦つや消しトップコートを吹いておきます。デカール保護とつやを整えるためです。


泥汚れのウェザリングがしたい

さてよく作るガールズ&パンツァーの戦車は劇中でもあまり汚れていないのもあって、ウェザリングは軽めです(いや最近そうでもないか)。今回は陸自の車両ですし、もちろん実践は経験していないものの、それなりに泥も跳ねていてしかるべき、ということで、退色と泥汚れを楽しくやって見ました。


タミヤのウェザリングマスターでお手軽に泥汚れをつける

泥汚れの世界は深くて深くて僕には到底追いきれない何かなのですが、手元にあるものを使ってそれっぽくやっていこうと思います。というわけで、ほぼ毎回お世話になっているウェザリングマスタードーン。サンド系の色が入ったAセットでございます。

ウェザリングマスターから粉を削り出して(付属の筆の堅い方でできる)容器に入れたところで、ライターオイル少量を入れて泥っぽくします。ちなみに僕は大変大雑把な性格なのと、そもそも量がだいぶ少なくなってきているので、直接容器の上でやっていますが、真似しないほうが良いと思います。。

こんな感じで泥っぽくなったら(ちなみに使っているのは一番右のマッドです)、下の写真のようにツンツンします。

そうすると(完成後の写真ですが)こんな感じになります。

砲塔や車体にツンツンして付けた痕が見えるか、見えないか…。付けすぎたら歯ブラシやら堅い筆でこすってやると落ちます。ライターオイルで溶いているので感想が超絶早く、1分後には乾燥状態になるので作業がしやすいです。

この後、写真がない上にオラオラモードに突入してしまい経過の記憶がないのですが、同じくウェザリングマスター Aセットに含まれる、サンドとライトサンドをこすり付けたり、ミリタリー超級のコンクリートライクをアクリル溶剤で溶いたものを適当に乗せてみたり、100均のパステルを削って作った茶系のピグメントを乗せてみたり、アレヤコレヤをした結果、完成いたしました。

もう後半が内容スカスカで申し訳ありません。。。



第11戦車大隊の74式戦車、完成ギャラリー

そんなわけで「士魂」戦車完成であります。

うーん、かっこいい。74式戦車はなんというか勝手なイメージなのですが「質実剛健」な印象を持っています。派手でもないし超スタイルが良いわけでもないが、しっかり働く、そんな感じのイメージです。

では横から見たところ。

履帯は最初の転輪と最後の転輪で瞬間接着剤でくっつけています。

続いて後ろから。

細かい部分ですがテールランプもちゃんと塗りました。エナメル塗料で塗って(はみ出しても良い)エナメル溶剤をつけた綿棒ではみ出しを吹けば、良い感じになります。

泥汚れをつけつつ退色表現もした(パステルをこすりつけただけ)ので、良い感じに馴染みました。そして74式戦車くん出撃であります!

てー!

なんちて。74式戦車は横を向いた姿が超かっこいいと思うのです。

たまりません!!!



まとめ

今回の74式戦車は記事にするには途中写真が異様に少なくて、記事化をするのを諦めようかと思ったのですが、やっぱり完成した姿を見ると記事にしておいてあげたくなってしまいました。

陸自の戦車は良いですなぁ。