[ガルパン] タミヤのⅣ号D型を塗り直してあんこうチームにする(後編)

Panzerkampfwagen IV Ausf.D - Girls und Panzer, Ankou, Oarai

前編に続いて、最初に作ったⅣ号戦車D型を再塗装していきます。後編では、油彩ホワイトでのドラブラシやらマフラー塗装を行い、完成ギャラリーまでご紹介します。


あんこうチームⅣ号戦車D型の塗装

さて前編の最後でスミ入れとデカールを貼るところまで終わりました。スミ入れでだいぶ車体が引き締まった印象になりましたね。いい感じになりそうな気がします。


スポンジチッピング とスポンジドライブラシ

スポンジチッピングというのはよく聞きますが、今回はスポンジでチッピングをしつつドライブラシをします。エナメル塗料のフラットホワイトをスポンジにつけて、ティッシュやダンボール等に擦り付けて塗料を落とします。ポンポンと当てると転々とした塗料が残る程度が理想ですね。

写真の塗料の左側にあるのがスポンジのカケラ。スポンジは100均の食器用で、これを小さくちぎって使っています。大きいと細かいコントロールができないので不便ですしね。

前面の装甲板にスポンジドライブラシとスポンジチッピングでハイライトを入れたところ。まずはチッピング気味にポンポンと角や面にホワイトを入れていきます。何となく気分が乗ってきたらエッジにガシガシとスポンジを擦り付けていきます。

均一に色が乗らないのでザラザラした表面にした際は特に効果的です。今回はワイヤーブラシでガシガシ削っているためか、いい感じになります。

続いて砲塔のエッジ周り。

さらに車体側面。

車体後部はこんな感じに。

荒々しくて良いですな!


油彩で調子を整える

少し色味に変化を持たせたかったので、油彩具のコバルトブルーを少しだけつけて薄く伸ばします。多くつけると違和感があるので、ほんの少し入れておくのが好みです。


ウェザリングマスターで泥汚れをつける

最後に履帯周りにウェザリングマスターのサンド系カラーを擦り付けて完成としました。


あんこうチームのⅣ号D型 完成ギャラリー

無事に塗り直しが完成したⅣ号戦車D型くん(前面に装甲板とかついてますが)です。塗り直して良い感じになりました。ただちょっとダメージ感がありすぎな気も…。まぁ面白かったから良し。

全体的に塗装は明るめに仕上げました。暗い戦車より明るく仕上げた戦車の方がケースに入れて机等に飾った際に見栄えが良いです。Ⅳ号戦車はジャーマングレイが本筋ですが、あえてダークグレイで、かつ明るめにホワイトを入れて塗装するのはこのためです。

後ろから。すっとしています。細かいところをアップで見てみます。

塗装を剥がしたところ、スミ入れをしたところ、スポンジドライブラシをしたところが混じり合って、何だか良くわからないけれどそれっぽい感じに仕上がりました。僕のように意図して書き込んでいく、という作業が苦手な人は、何も考えずに塗装を削り剥がすこの手法はオススメです。それっぽくなります。

装甲板周りはお気に入り。リベットは真っ白にしてやりました。

車体後部。塗装を剥がしたところにスミが入って偶然ちょうどいい感じに。

エッジ周りに入れたハイライトがさりげなくいい仕事をしています。

ああ、西住殿を乗せたい。そろそろ頑張って1/35フィギュアを塗るかぁ…

完成ギャラリー、以上です。



まとめ

今回は以前作ったⅣ号戦車D型の塗装を剥がし、下地にツヤありシルバーを塗ってからの塗装となりました。今回の発見として面白かったのは、やはり基本塗装を剥がした時に下地のシルバーが結構いい感じの仕事をする、といったところですね。

いつも面倒で下地はなしで基本塗装をするのですが、塗装をがっつり剥がす際は良い感じの下地を仕込んでおこうと思います。筆塗り派は下地塗装が厚くなってしまうのがちと心配ですが、100均のスプレーなら気軽に下地が薄塗りできて良い感じです。

Ⅳ号戦車D型は何回作っても楽しい(変態)ので、多分また作ると思いますが、今度はまた違う趣向を凝らして作ってみたいものであります(冬季仕様とか砂漠仕様とか)。