[戦車塗装] トランペッター中国59式戦車(ソ連T-54) を作る (前編)

初のトランペッターキットであります。やたらと安かったので購入してみました。特に思い入れのない戦車なので失敗も怖くない、ということでいつもより大胆にオラオラで塗装した結果、むしろ良い感じに出来てしまい、気に入った結果、手元から離せなくなったという一輌であります。

結果、なんかいい感じに。。


中国の59式戦車とは

全く知らない戦車だったので例によって wikipedia に教えてもらいます。

59式戦車(59しきせんしゃ 59式主战坦克・WZ-120)は、中華人民共和国の中戦車でありソビエト連邦の技術指導の元、1959年にライセンス生産されたT-54である。1980年代半ばまでに10,000輌以上が生産された。現在でも数多くの改修が行われながら5,000輌近くが中国人民解放軍で現役にあり、全ての中国戦車の基礎である。旧式化に伴い96式戦車や99式戦車との交代が進められている。
1963年から本格的な生産が始まりその後も数多くの改良を重ねつつ総生産数はおよそ10,000輌。うち6,000輌が中国人民解放軍陸軍に配備されたとされる。59式戦車は以後中華人民共和国で開発される戦車の母体となり、これに中ソ国境紛争時に捕獲したT-62戦車や独自のルートで入手したT-72戦車の技術を盛り込み独自の発展を遂げた。

今回作るのは Type59-B であります。

59-II式: 別名59B型。主砲を79式51口径105mmライフル砲に換装。新型射撃統制システムを搭載。

「59式戦車」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年12月28日 (水) 14:37 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org より。

ほほう。戦後の戦車はよく知らないので勉強になりました。。




中国の59式戦車 (T-54) の製作

さて今回は初のトランペッターということで、探り探りの製作であります。使ったキットはこちら。

中国語が混じっているのと箱絵があんまり格好良くないので微妙な気持ちです。開けてみるとランナーとパーツが少なくて、何だか簡単に作れそうだからさっと作ってみた、というのが実状でした。。そして謎の「電動!」わー、求めてないー。

T-59は World of Tanks で人気のある車両らしく、Italeriベースですが、キットが販売されています。プラッツ 1/35 WORLD OF TANKS 中国 中戦車 59式戦車 プラモデル WOT

製作にはあまり時間が掛からず、結構サクッと作れてしまいました。さほど合いが悪い印象はなかったです。単純に大味な戦車だな、と思っていました。

電動を謳われていましたが、無線で操作できるならいざ知らず、そこまでの技術や情熱がない僕としては、ディスプレイ用のスケールモデルで充分であります。とは言えゴミとして捨てるのも何だか忍びないので、とりあえず機構だけは車内に搭載しておきました。おかげでずっしり重いです。



中国の59式戦車 (T-54) の塗装

では塗装です。あまり思い入れのない戦車に迷彩を描くのもしんどいな、ということで、オリーブドラブの単色(そういう車両も結構あるっぽい)で塗装することにします。


基本塗装

例によってムニつくので、タミヤのアクリル塗料のオリーブドラブフラットホワイトを混ぜた状態で(8:2くらい)塗装します。オリーブドラブは米軍車両でも使うのでよく無くなります。。


ムニつく

アクリル溶剤を筆にとってゴシゴシ車体をこする、ムニつき発動なのであります。詳しいやり方はこちら。ムニつきはアクリルでの塗装からの経過時間で剥がしやすさが違うので難しいところもありますが、塗装後1時間くらいでさっとやってしまいました。

けっこういい表情になりました。塗装が剥がれて成型色が見えているところもありますが、そもそも成型色が良い感じに暗い色なので気にならないどころか、むしろ良い感じ。


スミ入れ

今回はエナメル塗料のフラットブラックで墨入れをします。ライターオイルで溶いて使えば乾燥も早くてテンポも良いです。ちなみに墨入れ前に転輪のゴム部分を同じくエナメルのフラットブラックで塗装しておきました。

グッと引き締まりました。


 デカール貼りと細部塗装

続いて機銃やらの細部塗装とデカールを貼りました。若干中国の星マークは微妙な気がしつつ、マーキング例にしたがって貼っています。ここいらで砲塔の長さも合間って格好良く見えてきました。

前編はここまで。後編で泥はね表現、ふんわり錆の表現を入れてみます。