[ガルパン] あんこうチームのⅣ号戦車H型を筆塗りで塗装します!(1/3)

German Medium Tank - Panzerkampfwagen IV Ausf.H - Girls und Panzer, Ankou-Team, Oarai, Platz GP-04, 1/35

言わずと知れたあんこうチームの隊長車、Ⅳ号戦車D型改H型こと、あんこう号であります。これまでタミヤのキットで1度作ったものの納得がいかず、今回プラッツのキットで作ってみても今ひとつ納得いかず、どうしようか迷いましたが、さすがにこれだけガルパンの戦車をどっさりと作っておきながら、Ⅳ号H型の記事が何も無いのも如何なものかと思いましたので、掲載します。

プラッツの悪名高いキットを製作・塗装したもの。今後精進は必要としても、ひとまず第一弾、ということで。

ああ、でもあんこうチームいいなぁ。ハァ。幸せ。


あんこうチーム(Ⅳ号H型)の塗装レシピ

塗料は多くの戦車で共通する塗料ですが、初めに揃えるときは結構大変です。初心者の場合は、木部をレッドブラウンに置き換えてバフを省略、後部ライトのレッドを省略、機銃はフラットブラックで塗装にしても良いと思います。何にせよ、そこそこ準備は必要ですね。



あんこうチーム(Ⅳ号H型)の製作

さて製作に使うキットはプラッツから発売されている、ガルパン戦車キットの中でも地雷キットの1つである、GP-04であります。

使用キットについて

このキットがいかに酷いかは Amazonのレビューを見ていただくのが早いと思います。カスタマーレビューの上位がほぼ☆1つか2つ、という荒ぶった評価で溢れております。

やはり斬新な点としては「箱絵のものは出来上がらない」というところでして、さすがにシュルツェンの先端が無いのは、キットの中身を探し回ってしまいました。ただ現在では同じⅣ号H型のキットでも、GP-04ではなく、GP-20というものが出ているようです。

こちらは評価もなかなかに良くよさげな感じですので、わざわざGP-04を買わないでGP-20を買う方が良いでしょうね。


あんこうチームの製作

ランナーの多さに心折られながら、頑張って製作すること2週間ほどでしょうか。無事に組み上がりました。よくわからないところは、アハトゥンク・ガールズ&パンツァー2 を見ながらやりましたが、途中で違いを気にするのが嫌になり(気になるところは結構あります)、とにかく説明書に大人しくしたがって作りました。

かっこいい。でもアンテナ位置はそこじゃない。シュルツェンの先端もない。でもこれは確かにあんこうだ(言い聞かせ)

シュルツェンは金属パーツです。どの向きでつけるか分からずに苦労しました。。ただキットのパーツそれぞれは非常に精巧で、作っていて良い心持ちがいたします。ただもうちょっと端折りたい、なんてことをずっと思っていました。。

製作は完成ですので塗装に入ります。


あんこうチームの4号戦車H型の塗装

いつも通りですが、筆塗りでいきます。1/35 フィギュアや細かいパーツの塗装用にはちゃんとした細い筆を使いますが、基本的には100均に売っているナイロン筆で塗装をしています。筆塗りは奥が深いですが、初心者にも初期投資が少なく始められるのでおすすめです。


下ごしらえ

今回は金属パーツ(シュルツェン)があるのでメタルプライマーを事前に塗布しておきます。金属パーツに塗料を塗っても塗れないことはないのですが、簡単に剥がれてしまいます。そこでメタルプライマーという謎のアルコール臭い液体を塗っておくことで塗料が食いつくようにするわけです。

普通に筆にとってだーっと塗ります。1時間ほどで乾燥します。


基本塗装

劇中で出てくるものやアハトゥンク・ガールズ&パンツァー2 のものをそのまま再現しようとして塗装をすると、どうしても色が暗くなりがちです。色が暗いと飾ってもいい感じに見えません。模型は本来のサイズより小さいもので、小さいなものは暗く見えます。

そんなわけで明るめに仕上げた方がおおよそ見栄えが良くなるわけですね。なので今回は明るめに塗装を行います。

色はタミヤのアクリル塗料レッドブラウンと同じくアクリル塗料のフラットホワイトを混色したものを使います。割合は 6:4 くらいでしょうか。

こんな感じの色合いをカップに出して作ります。途中で色が変わると面倒なので、上の量くらいはカップに出しておくと良いです。分かりにくいですね、、レッドブラウンが塗料瓶の 1/4 くらい、かな。

基本塗装は2〜3度塗りをします。最初の1層目は下地のようなものなので、うっすらと塗料が乗るくらいの感覚で良いです。

そんなわけでまずは一層目。成型色がうっすら透けている部分もありますし、塗りムラも多いです。気にしないで全体をうっすら塗ります。後から違う色を塗るところも、明るい下地なら邪魔にならないので、もう車体を全部塗ってしまって良いです。

私はいつも車体、砲塔の順番で塗っていますが、アクリル塗料は乾燥が早いので、1層目を全体に塗り終わる頃には車体がほぼ乾いていて、2層目に入れることが多いです。

シュルツェンも同様に2度塗りですが、どうも塗料の乗りがよくないので最終的に3度塗りをしました。金属パーツの塗装はやっぱりエアブラシとはだいぶ差が出る感じがしますね。。

そんなわけで2度塗り完成。2層目の塗装は下地が出てこないように、なるべく均一になるように塗っていきます。凹凸はそこそこ残りますが、気にしなくて良いです。戦車ですし。

いい感じ。そんなに筆跡は目立ちません。この後でアクリル溶剤をつけて表面をならすと筆跡はほぼ消えます。

砲塔と合体。気持ちが高鳴りますね!

そんなわけで第1回はここまで、第2回に続きます。