[戦車塗装] メルカバMk.Ⅰを砂漠仕様でウェザリング(2)

Israeli Main Battle Tank - Merkava Mark I, Tamiya, 1/35

第1回に続いて2回目であります。前回基本塗装まで終わりましたので、今回は細部の塗装やウェザリングをして一気に完成まで持ち込みます。

完成するとこんな感じになります。

かっこいいっす!幸せです!第1回の記事は下記からどうぞ。


メルカバMk.I の塗装・ウェザリング

さて前回基本塗装まで終わってこの状態です。今回はこの続きから進めていきます。


ムニつき

例によってアクリル溶剤でムニつきます。詳しくはこちら

色合いが一段暗くなりました。転輪はエナメル塗料のフラットブラックで塗っておきました。はみ出したぶんはエナメル溶剤で拭き取ります。また軽くダークブラウンで墨入れをしておきました。


合体

履帯はいつものごとく「戦車履帯のお手軽100均ウェザリング」で準備しておいたものを使います。車体に装着します。

その後(写真はないですが)車体上部とタミヤセメントで接着しました。戦車が1つにまとまるとなんだかホッとしますね。


スミ入れ(実は2回目)

実は一度、基本塗装のあとにスミ入れをしたのですが、薄かったためあまり納得いかず、もう一度スミ入レを兼ねたフィルタリングを入れることにしました。

この後拭き取りましたが、雨だれ風の汚れが残るようにエナメル溶剤を含ませた筆でボカしながら上から下へ筆を動かしていきました。


細部塗装・デカールなど

細部はガンメタルで機銃と金属。バフで木製パーツを塗装。デカールを貼ってつや消しトップコートで保護しました。


フィルタリング

今回は砂漠っぽく、ということなので前回のブレンガンキャリアでもやった、肌色ウェザリングをします。今回は100均クレヨンを削ってライターオイルで溶かしたものを流しました。

うーん。

なんか違いますね。そうこうしているうちに転輪が破損。あるあるです。

う、転輪が外れたメルカバ君かっこいい。


油彩具で味付け

とはいえなんだか気に入らないので、油彩具のバーントアンバーで暗色を強化することにしました。バーントアンバーを綿棒にとってチョン付けしたところで、硬い筆で周りに馴染ませながら広げたりしました。試行錯誤的な気分だったので写真はなし。

ただ、全体に明るく塗装しただけで、ぼんやりとしていた印象の車両がビシッとしまったような感がありました。


ピグメントのドサ掛け

まだまだ砂漠感が足りないので、乾燥した砂に見立てたピグメントをどっさりかけてやることにしました。油彩具を塗り広げてあるので、この上からピグメントをかければいい感じに固定されたりします。

白と黄色のピグメントを削って作った、かなり白よりのピグメント(左下)。

筆にとってどさどさと掛けていきます。一様にならないように、メリハリがつくように気をつけながら盛っていきました。

完成写真の白く粉を被っているように見える部分が、ピグメントをのせている部分になります。ピグメント部分がハイライトになって思った以上に良い具合に着地しました。

角度を変えるとこんな感じ。

礫に見えるといいな、と思うコーヒー粒と砂に見えるといいな、というピグメントたち。

最後につや消しトップコートを吹いてピグメントを気持ち固定したら完成であります。次回、第3回は完成ギャラリーです。