[戦車塗装] アヒルさんチームの八九式中戦車を塗装であります!

Type 89 Japanese Medium Tank Ko-Model - Girls und Panzer, Oarai, Ahiru-san team

ついに来ました!気合と根性で名シーンを連発してきたアヒルさんチームです!最初の練習試合から始まってモデルチェンジなく最後までがんばったアヒルさんチームに拍手であります!プラウダ戦の走りは素晴らしかった。マウスに乗ったのも可愛かった。殺人レシーブも天才的だった。そんな思い出を形にして手元に置く!これ以上の幸せがあるかー!

といきなりテンションが最高値まで跳ねましたが、アヒルさんチームですからね、仕方ないですよね。おさんぽに行ったときの記事はこちら。

というわけで製作工程を振り返っていきます。


アヒルさんチームの八九式中戦車の塗装レシピ

※ 油彩具やパステルを使ってみたのですが、納得いかない出来だったのでやり直しました。。ということでそれらは未使用です



アヒルさんチームの八九式中戦車の製作

今回製作に使ったのはファインモールド社から発売されている、ガルパンパッケージの八九式中戦車です。地雷原と言っても過言ではないガルパンパッケージの戦車の中で圧倒的な組みやすさと精度を兼ね備えた素晴らしいキットであります。オススメ。

だいたい4000円前後で販売しています。決して安価ではありませんが、まぁ他に八九式の安いキットなんてさほど無いですし、アヒルさんのデカールも付いてきて満足度も高いので、良いのではないでしょうか。

僕は劇場版ではない方ですが、劇場版でも良いと思います。Amazonさんでのレビューも大変良いようですね。

このキットは前述したとおり、パーツ同士のあいも良く、パテで隙間を埋めたりバリを削ったりといった地道な工作が必要ありません。ぴしっとハマっていく感じが何かパズルでもしているかのような気持ちよさのあるキットです。唯一、砲塔右側についているパーツの接着面が少なく、ちょいちょい外れて悲しい気持ちになるくらいでしょうか。

組み上がるとこんな感じです。


このキットには、金属パーツとして金属砲塔、エンジンカバーがついています。金属パーツを使うのは初めてだったので非常に戸惑いましたが(そしてボコボコになりましたが)、何だか楽しかったです。金属砲塔は、別にプラスチックでも良いのですが、これも何だか良い気持ちになりますね。


横から見たところ。もうすでに可愛い。今回は珍しく塗装前の写真があって良かった。



アヒルさんチームの八九式中戦車の塗装

基本塗装

製作が無事に終わったので続いて塗装に入ります。今回は金属パーツがあるのでメタルプライマーを初導入です。普段あまり製作側にこだわりが無くエッチングパーツに手を出さ無いため未経験でしたので購入しました。金属パーツに塗料を塗ると剥がれやすくていけないのですが、このメタルプライマーを下地に塗っておけば(透明です)塗料を塗ったときにちゃんと色が乗ってくれます。金属パーツを塗るならお約束的な子です。

基本塗装ですが、例によってアクリル溶剤でむにつくので、一段明るめの色で塗装することにします。タミヤアクリルのオリーブドラブに、同じくタミヤアクリルのフラットホワイトを 8:2 くらいの割合で入れて混ぜます(小皿とかアイスのカップとかで)。いつものように筆でちまちまと塗ります。はっぴーちまちまタイムであります。

塗り始めたところ。結構黄色いですが、乾燥するとだいぶ落ち着いた色合いになります。

2度目を塗って1時間くらいして乾燥したところ。1度目では塗りムラもあって下地が見えているところもあるのですが、厚塗りせずに薄く色をのせます。2度目、または3度と薄く塗り重ねていくと筆のあとなんかは気にならない感じになります。転輪が1つ吹っ飛んでいますが、うん、あとで修理しゅうり。。


むにつき

残念なことに写真が無いのですが、アクリル溶剤でむにつきました。アクリル溶剤を筆にとってゴシゴシと車体の表面をこすって色味を変化させます。色が1段階ほど暗くなって表面がすこしデコボコします。ここにスミ入れをすることで良い具合の表情に仕上がります。また、筆あとがあってもこの段階でもはや消えてしまいます。

一時期あまりにもバカバカしい名前で呼んでいたので上記のような呼び方をしていましたが、また最近もとに戻って「むにつく」と言っています。


スミ入れ

続いてスミ入れです。あまりキツイ感じにしたくなかったので、ブラックよりは柔らかい印象になるダークブラウンを使いました。とはいえ例によってベロベロにしてしまっています。

今回はガルパン車両だし、お気に入りのアヒルさんチーム(アヒルさんロゴの入ったポロシャツを着て会社にステルスガルパンをするくらい好きなのであります)なので、なるべく綺麗に拭き取りますが、エッジ周りやリベットの周りは明暗のメリハリが付くようにしたいので、意図的に残すようにします。

というわけで拭き取ったのがこちら。

戦車的な質感になってまいりました !このまま細部も塗装してしまいます。OVMやら銃身やら金色(で塗るべきなのに黄色で塗った)正面のマーク的なやつやらを細い筆を使って塗っておきました。


ウェザリングもろもろ

実はここから先の過程は写真が無いのですが、何をやったかは書いておきます。まずはつや消しのトップコートでここまでの工程を保護します。油彩やらパステルを使いたい気持ちになってきているので、最悪もとに戻せるようにしておくためです。

1. ホルベイン油彩具のパーマネントホワイト、イエローオーカーをちょん付けして広げてみたり、エッジをドライブラシしてみたりする。=> なんか違う感があってエナメル溶剤で拭き取っちゃった。

2. 同じく油彩具をライターオイルで溶いて流し込んでみる。=> なんか違う感があってエナメル溶剤で拭き取っちゃった。

3/ パステル粉をライターオイルで溶いて流し込んでみる。=> なんか違う感があってエナメル溶剤で拭き取っちゃった。

うーんうーんと悩み、最後にタミヤのウェザリングマスターAセットのサンド系のものを付属のブラシに取ってそれでドライブラシ。ああ、これだこれこれ、という感じの具合になったので、エッジ周りや車体面にゴシゴシと擦り付けました。

またエッジ周りがぼんやりした感じだったので、エナメル塗料のメタリックグレイでドライブラシをしました。リベット等も同等です。ドライブラシはなんだかんだで表情が変わって楽しいです。最近はホワイトでドライブラシをすることが多いのですが、メタリックグレイは僕の塗装歴史の中では最初の発見だったので、困ったら最後はメタリックグレイのドライブラシで決着を付けに行くのであります。


履帯

履帯はいつものお手軽ウェザリングで仕上げます。100均で買って来たオイルクレヨンの赤茶と黒を茶こしで削ってカップに入れます。割合は 8:2 くらい。赤茶を使いすぎて赤茶だけもうなくなりそう。これをライターオイルで溶いて何となくの気分で同じく100均のパステルから茶っぽいのや赤っぽいの、黄色っぽいのをザリザリと適当に削って溶かします。

今回の履帯はゴムなのでこれを上で作った赤茶色の液体に直接つけます。一周ぐるりと付けたまま回して完了。もう一方も同じようにぐるっと漬けながら回してきます。手は悲しい具合にベトベトになりますが、まぁ1個あたり20秒で下地が完了します。

最近は乾燥する前に上からパステルの黄色や赤をランダムに振りかけたりしますが、この時はしていません。乾燥したところでタミヤエナメルのメタリックグレイをドライブラシ気味に表面に擦り付けると履帯がそれっぽくなります。

今回はあまり履帯を汚したくなかったので、泥はつけず、そのままで完成としました。市街地だと泥とかそんなに付かないだろうということで。

というわけで完成!



アヒルさんチームの八九式中戦車の完成ギャラリー

今回は前半写真いっぱいあったのに後半はまったくない、といういつものグダグダパターンでしたが、なにはともあれ完成です。

ううっ。かわいい。もはやこれを戦闘車輌とか兵器と呼ぶべきなのだろうかと思うほどの可愛さであります。ちんまりしております。

あまりの可愛さにいい大人が「ずどーん」とか心の内で思ってしまうほどであります。

横から見た八九式中戦車くん。

上から。

そして八九式中戦車@アヒルさんチームの証明たる、アヒルさんマーク!

かわいい!これはかわいいぞ!

※ 下手くそがあれこれいじり回した結果、エンジンカバーはべこべこになりました(笑)

というわけではっきゅんこと、八九式中戦車くんの製作記でありました。アヒルさんチームは僕のお気に入りですので、戦車ディスプレイスペースの一番良いところでちーんと鎮座ましましておられます。

また作りたいな八九式中戦車。

なお、大洗の他の車両は下記の記事にまとめています。