[戦車塗装] 陸上自衛隊の10式戦車を筆塗りで塗装します!(前編)

Japanese Ground Self Defense Force Main Battle Tank - The Type 10 (Hitomaru-shiki Sensha)

皆さんはシンゴジラ見ました?僕は渋谷と立川でそれぞれ見たのですが、いやー凄かったです。もう一回立川で爆音上映を見たい。ちなみに立川へ行った時はガルパン->シンゴジラリレーをキメまして、その後で無闇に昭和記念公園なんぞを散歩して帰ってくる、という大変充実感のある1日を過ごしたものです。

そんなシンゴジラに数ある名シーンの中でも戦車を愛する僕らのような人種がトキメくのはやはり10式戦車の大活躍ですね!もう何というか、全部かっこいい。どこがとかじゃなくて全部かっこいい。そんな憧れの10式戦車を1/35スケールで作っちゃおう、というお話でございます。

だいぶかっこいいです。ケースに入れるとクオリティ高い感がすごいです。このレベルで戦車が作れる様になって幸せです。たくさん戦車つくってきてよかった。

[追記] 10式戦車くんとおさんぽに行ってきました


10式戦車の塗装レシピ

細部塗装で色が多いですが、これはライト部やテールランプを塗るためです。面倒だったら省いてもさほど気にならないと思います。今回はモデルカステンのコンクリートライクをだいぶ大胆に使って最後の仕上げ(メリハリ付け)をやっていて、これが功を奏しました。このあたりもご紹介します。


10式戦車の製作

今回製作に使うのはタミヤのキットです。安心のタミヤキット、心穏やかに楽しみにながら作りました。さすが現代の戦車といったところで、大きい。車体も大きいし砲塔も大きい。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.329 陸上自衛隊 10式戦車 プラモデル 

とはいえ、クリアパーツを細かく切りながら付けないといけないところや、砲塔後部のバスケットにつかうメッシュの切り張りが大変でした。。メッシュが特に苦労をして、大雑把に物事を行いがちな僕も、メッシュの線に合わせてまっすぐ切る的な地道な作業を丁寧にやりました。

キットの難易度としては、簡単ではありませんが、丁寧に説明書を見ながらやれば組み上がる、という感じのレベルです。ステップも多いので、夕食後にちまちまとテレビを見ながらで、結局5日くらい掛けてじっくり作りました。

この段階ではまだ履帯をウェザリングしていないので、大きく分けて砲塔、車体上面、履帯、車体下部の4パーツに分かれています。履帯や車体下部を塗装後に、車体は接着してくっ付けます。まぁ履帯なんてほとんど見えないので別にそのままでも良いっちゃ良いんですけどね。。

まぁ、ここまでの完成写真はありません!
(なんでいつも忘れるんだろう。。。)



10式戦車の塗装

さて塗装であります。今回も筆塗り。
現代戦車は慣れていませんが、M60A3くんでも迷彩はやったし、なんとかなるでしょう。

基本塗装

10式は2色迷彩ですので、まず1色目を基本塗装として塗り、その後で茶色で迷彩模様を描いていく感じでいきます。1色目は陸自カラーがあるのは知りつつ、手元にあったタミヤ アクリル塗料のダークグリーンを使いました。

今回は「迷彩を描くのにアクリルでむにつく(後述)」という遊びをしてみたかったので、例によってタミヤアクリル塗料のフラットホワイトを混ぜて(8:2くらい)やや明るくしてから塗ります。

二度塗りをしていい感じになりました。ちなみにほぼ見えませんが、一応転輪や車体下部のギリギリ見えるか見えないか的な部分も塗ってあります。また転輪のゴム部分もフラットブラックで塗っています。

接着はしていませんが、ひとまず合体!気持ちが昂りますな。シンゴジラを見た後なので宇宙大戦争マーチの曲が脳内で流れます。たまりません!


基本塗装をむにつく

まずは基本塗装をアクリル溶剤をつけた筆でむにつきます。詳しくはこちらの記事にて。色合いが一段階暗くなって微妙なテカリとグラデーションが出てきました。

ちなみにこの時点で迷彩塗装の関係ないサイドスカートもフラットブラックで塗装しておきました。


10式戦車合体

基本塗装まで無事に終えましたので、合体の儀式を執り行います!砲塔、車体上部、車体下部の3つのパーツ(基本塗装+むにつき済み)に…。

ウェザリング済みの履帯を用意して…(履帯のウェザリング方法はこちら

まずは車体下部と履帯をがったい!

つづいて車体上部と合体!

最後に砲塔とがったい!!

ひとまず立ち上がりました。かっこいいぞ10式戦車!


迷彩塗装

つづいて迷彩塗装に入ります。迷彩に使う茶色はタミヤアクリル塗料の茶色(陸上自衛隊)です。これも塗った後でむにつきたいので、タミヤアクリルのフラットホワイトを 8:2 くらいで混ぜて、明るめに調色したところで塗ります。

なんか、茶色の面積おおくなりすぎたかも。色々な写真を調べてどんな迷彩柄が良いか見て行ったのですが、一番図がわかりやすかった、ガルパン公式サイトの蝶野さんが乗っている10式の画像を参考にやりました。そうしたらこんな事に…。ううむ。それに茶色が明るすぎた気がします。これはううむ…。


迷彩をむにつく

大丈夫むにつけば色が落ち着くさ、と自分に言い聞かせてムニつきます。

落ち着きましたが、やっぱり違和感のある具合になってしまいました。うーん。


スミ入れ

きっとスミ入れをしつつフィルタリングをしていけば良い感じになるはず!との思いからスミ入れに移ります。迷彩の色あい的にダークブラウンが良い塩梅かと思いましたので、スミ入れ塗料 ダークブラウン を使うことにしました。というわけでスミ入れ後。

なんか違う。何が気持ち悪いのか良く分からないのですが、これは目指していたものではないと確認できる状態でした。迷彩の柄がいけてないような、色が明るすぎるような、うーん難しい。

もやもやとしながら、後編に続きます。