[戦車塗装] イタレリのBT-5を明るめにウェザリングする(1/3)

Soviet Light Tank (Russian High Speed Tank) BT-5, Italeri, 1/35

BTシリーズといえば、Bystrokhodny Tank のことで快速戦車であります。ガルパンから戦車に足を突っ込んだニワカ戦車ファンとしては、継続高校のBT-42を想い胸が熱くなったりするクリスティー式の戦車です。

今回はそんなソビエト戦車のBT-5を継続高校風にしたいという欲求を振り切って、ソビエトのBT-5 として製作・塗装を行いました。パーツの合いが悪くてパテで埋めたり削ったり天を仰いだりパテで埋めたりしましたが、何とか完成したのであります!

そんなBT-5くんの製作と塗装記録を3編に分けてお伝えします。ゆるりゆるりとおつきあいくださいませ。

今回はかなり明るめに塗装をしました。飾り映えしてとっても良いです。ちなみにBT-42の時の記事はこちら。



BT-5 の製作

製作に使うのはこちらのイタレリのキットです。イタレリのキットもまぁそこそこ作ってきてはいるので大丈夫だろうと思っていましたが、このキットは手強い子でした。。

私はヤフオクで購入しましたが、似たところでBT-7がタミヤさんから出ています。執筆時点で2600円でしたが、このキットを苦労して組み上げるくらいならタミヤのキットでしゅっとパーツが合うあの快感を楽しんだ方が健全だと思います。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.309 ソビエト陸軍 戦車 BT-7 1935年型 


BT-5 の組立て

苦労して組み上げたのがこちら。

ビビットな緑色が目に鮮やかであります。こんなにラッカーパテで埋めまくったのは初めてです。大変でした。基本的に素組みで生きている私のようなお手軽人間には大変な苦行でございました。

車体が噛み合わずに隙間ができる問題はあらゆるところで発生していて、何とか合わせようと苦心するもうまくいかず、ラッカーパテで隙間を埋める、という作業を繰り返していました。砲塔はさらに酷くて、砲身がはまらないのでパーツの横幅を削って広げる、とか、妙な段差がやたらとできるので削って整える、といった作業を何度もする事になりました。

パーツ点数はさほど多くはないので、さっと組み上がると思っていたのですが、微妙な調整に苦心した結果、Dragonの大物キットを作ったかと思うほどの体力と時間を消耗しました。ああ、つらかった。


表面を荒らす

さてこんなに苦労した割に塗装に先立ち、戦車の表面を意図的に荒らしておき、微妙な凹凸を仕込んでおきたいと思います。ドライブラシ等で仕上げた時にきっと生きてくるはず。

タミヤの流し込み接着剤(液体のやつ)を付属の刷毛で砲塔や車体に塗りたくっていきます。しばらくすると接着剤によってプラの表面が溶けるので、そこを歯ブラシで叩きます。接着剤が乾いていないがプラが緩くなっていそうなだなーというタイミングを叩きながら覚えていくと良いと思います。だいたい20-30secでしょうか。

車体前面と前面スカートのあたりはガッサガサにしたかったので念入りで叩いて凹凸をつけました。

組み上げるとこんな感じ。あまり変わったようには見えないのですが、表面は微妙にデコボコしているはず。

砲塔の上部もこんな感じにしました。ちなみに最終的にこうなります。

感慨深いですなぁ。それではこの最終形に向けて塗装に入っていきます。


BT-5の塗装

今回も塗装はアクリル塗料をベースに行い、ウェザリング等はエナメル塗料を使います。またエアブラシは使わず(持ってませんし)筆のみで塗装を行います。筆と塗料があればできるので場所も取りませんし、匂いもさほどありません。


基本塗装

今回は「明るめに塗装」したいので、フィールドグレイフラットホワイトを1:1 くらいで混ぜたかなり明るめの色を作って塗装します。今回の塗料皿はお豆腐の空きカップであります。

全体に2度塗ります。1度目で下地を作って2度目できっちり塗り上げる感じ。

基本塗装が完了。うっすらした感じに仕上がりました。


ムニつき

アクリル溶剤でムニつきます。詳しくはこちら

色調が一段暗くなって若干光沢が出ました。



第1回はここまで

今回は3回に渡って、という事で第1回はここまででございます。第2回に続くー。