Japanese Ground Self Defense Force Main Battle Tank - The Type 69, Girls und Panzer, Oarai
「何となく陸自の戦車を大洗所属にして作りたい」という漠然とした欲求を実現してみました。大洗の校章を貼るだけで陸自の戦車からガルパンの愉快なマーチが聴こえてくるような気配がいたします。ちらっと貼るだけで戦闘車両がユルく見えてくるなんて、大洗の校章はすごい。
61式戦車を大真面目に作りつつ、デカールを貼るタイミングで強い気持ちをもって大洗の校章をべたっと貼ってしまいました。その他のデカールは陸自仕様で作っています。
大洗女子61式戦車の塗装レシピ
- 筆塗りのみ
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-61 ダークグリーン つや消し
- 【基本塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し
- 【迷彩塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-72 茶色(陸上自衛隊) つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-62 オリーブドラブ つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 XF-49 カーキ つや消し
- 【細部塗装】タミヤ アクリル塗料 X-10 ガンメタル
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-56 メタリックグレイ
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-2 フラットホワイト つや消し(後部ライト等)
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し(後部ライト等)
- 【細部塗装】タミヤ エナメル塗料 X-7 レッド(後部ライト等)
- 【転輪部分】タミヤ エナメル塗料 XF-1 フラットブラック つや消し
- 【砲身先端】100均パステルのブラック
- 【スミ入れ】タミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウン
- 【パステル】タミヤ ウェザリングマスター Aセット (サンド)
- 【ピグメント】ミリタリーピグメント超級 コンクリートライク
- 【チッピング】Mr.カラー 日本陸軍戦車色後期迷彩色カラーセット 土地色
- 【その他】ホルベイン 油絵具のパーマネントホワイト
振り返ってみると、結構種類を使っていますね。。。ライト周りで色数が増えたりしますが、ライトを塗らなければ、もっと少ない種類ですみます。ダークグリーンと陸自の茶色があれば、あとはほぼオーソドックスな色ですね。
大洗女子61式戦車の製作
さて製作ですが、タミヤのキットを使用しました。Amazonで1700円くらいで買えます。お気軽な値段で良いですな!古いキットですが、レビューにも書いてあるように作りやすい良いキットでした。
さほど苦労することもなく、説明書の通りに作っています。砲塔は箱絵と違ってキャンバス無しを選びました。理由は特にありません!
で完成写真はなしといういつものあれでして。。。基本塗装後からちゃんと撮っています。
大洗女子61式戦車の塗装
さて製作中はまだ大洗にするか、陸自のままで作り切るかを決めかねていたので、陸自の車両として塗装をしていました。デカールを貼るタイミングで大洗に舵を切った感じですね。
概要
筆塗りでやります。61式戦車は2色迷彩(グリーンと茶色)なので、まずグリーンを全体を塗って、その後で茶色で上から迷彩柄を塗ります。迷彩塗装までやったらスミ入れをして、細部を塗装します。デカールを貼ってつや消しのトップコートを吹いたら、ウェザリング、という流れですね。
基本塗装
まずは基本塗装から入ります。ちなみに僕はサーフェイサーというものを使ったことがありません。すべてパーツに直にアクリル塗料やらラッカー塗料を筆で塗っています。まぁエアブラシを使わないので当然っちゃ当然でしょうか。表面が滑らかになったらつまらないですし、細かいことも気にしない性格なので。
塗装をしつつあ、完成写真撮ってなかった!と気づいたところで撮った写真。転輪周りが整形色、塗っている色がどれくらいの具合か良く分かるかと。というわけで塗り終わりました。
基本塗装は2回塗り重ねます。1回目が下地を兼ねていて、これは目立つ筆ムラもありますが、気にしないで塗ります。2回目は整形色が見えないようにしっかりと塗ります。だいたい2回でOKですが、まだ整形色が覗いてしまいそうなところは、もう1度塗っておきます。
筆塗りだと筆ムラがあるんじゃないかと思われがちですが、まぁ2回塗ればさほど気にはなりません。丸い砲塔も綺麗に塗れていますし。そして最終的にはウェザリングをするので、さらに分からなくなります。
ムニつき
ムニつきます。アクリル溶剤で表面をこすって不均一な表面にしています。詳しくは下記参照。
ムニついています。
色が変わって濃くなっているところがムニついた部分ですね。これを全体にやっていきます。やりすぎると塗装が剥げて整形色が出てしまうので、そこは加減します。今回は下地にラッカー塗料等は塗っていないので、剥げないように気をつけてやりました。
迷彩塗装
続いて迷彩柄を塗ります。迷彩柄は説明書を見るか、ネットで画像を調べつつ、最終的には自分が好きなように塗れば良いと思います。正しい・間違っている、がある話ではないですし、そもそも大洗女子に戦後の戦車である61式を配備する、というのはもはや100%妄想なわけで、ハナから間違っていると言えば間違っておりますな。楽しんで作れれば良いのです。
というわけで迷彩柄を描きました。使用したのはタミヤアクリルの陸上自衛隊カラー(茶色)です。迷彩の描き方は、まずフリーハンドで輪郭の線を引いて中を塗ります。やっている途中でやっちまった感のある気持ちに包まれる瞬間はありますが、強い気持ちで最後まで頑張りましょう。
見返してみれば、あれはあれで良かったと思える瞬間がきます(きっとくる)。完全にやっちまったな!と思ったら、乾燥後に上から同じダークグリーンで余計な部分だけ塗って、またムニつけば良い感じに修正できます。色が少し違っても、その後のウェザリング工程で汚したりして誤魔化せばよし。
迷彩部分は基本塗装同様、2度塗りします。ただ基本塗装と違って下地にダークグリーンがあるので色の乗りが良いです。厚塗りにならないように気をつけると良いと思います。
また、起動輪、転輪も迷彩で塗り分けます。今回は1つの転輪ごとに茶色部分とグリーン部分が混在するようにしました。何かの作例か写真を見てこんな具合にしたんだと思います。作業に入る前は面倒くさくて着手するのが嫌な気持ちになりますが、まぁやっているうちに楽しくなります。
転輪はこの後の工程で上から塗ってしまうので、はみ出しても気にせずにざっざっと塗ります。
10式戦車を作ったときは、この2色目もムニついたのですが、この61式戦車のときはうまくいく気がしなくてそのまま次の工程に進んでいます。
転輪を塗る
さて迷彩を塗ったところで転輪のタイヤ部分をブラックで塗ります。ジャーマングレイで塗ったりタイヤブラックを使ったりというのも聞きますが、あんまり違いが良く分からないので、エナメルのフラットブラックを使っています。
エナメル塗料を使うのは、アクリル塗料で塗った迷彩柄の上から塗りつつ、失敗してもはみ出した部分をエナメル溶剤で拭き取れば良いからです。これもえいやーで塗ります。
上の写真が塗ったところ。ちょいちょいはみ出ていますが、次にスミ入れをしてエナメル溶剤で色々拭き取っていくので、その工程で綺麗に整えます。
スミ入れ + フィルタリング
スミ入れはタミヤのスミ入れ塗料のダークブラウンを使いました。この手の色合いだとダークブラウンが良い感じな気がします。
スミ入れ中。こんな感じで全体をダークブラウンで覆ってしまいます。フィルタリング兼という感じですね。乾燥したところでエナメル溶剤を綿棒につけて、拭き取っていきます。あんまり綺麗に拭き取り過ぎても面白くないので、よしなに汚れを残したりします。
スミ入れまで終わったのが下記の状態。
だいぶいい感じになりました。
細部塗装
いつも細部塗装をスミ入れの後でやるか前でやるかを悩むのですが、細かい作業は後回しにしたいタイプなので後でやっていることが多いです。乾燥した後で塗装が綺麗すぎて微妙な場合は、スミ入れ塗料を薄く流しておけば、それらしくなります。
ここはもう、説明書の記述に従って、細い筆を使って丁寧に塗ります。僕はこんな感じの極細モデリングブラシを使っています。こればっかりは100均の筆ではちと厳しいものがあります。ちなみに普段の筆塗りに使う筆は100均で売っている化学繊維の筆です。これでじゅうぶん。
砲塔の先端は100均のパステルに入っている黒に綿棒を擦り付けて、その綿棒を先端に擦り付けると良い具合につや消しの煤汚れ風になります。
デカール貼り
細部塗装まで終わったところでデカールを貼ります。今回は陸自のデカールを貼りつつ、1番目立つところは大洗の校章を貼ってやりました。ここまでガチ戦車な感じで進めてきましたが、大洗の校章を貼った瞬間からふわっとした何かになります。
あと良く分からないのですが、しあわせな気持ちになります。デカールを貼ったところで、ここまでの作業とデカールを保護する目的で、つや消しトップコートを吹きます。あんまり強く吹きつけると白く濁ったダマができてしまうので、さぁっと吹く感じです。
履帯の装着と弛み付け
履帯はいつも最後にもろもろをやるのですが、今回はなぜかこのタイミングでやりました。なんとなくやりたい気分になったからかなぁ。
履帯のウェザリングは以前記事に書いたこちらの方法でさっとやっつけておきました。これを装着後、転輪に瞬間接着剤を塗りつつ、丸めたティッシュで押さえつけてたるみを付けました。
履帯のたるみはまだ僕の中でこれでOK、というものが出来上がっていません。真鍮線を通すのもやってみないといけない(まだやっていない)です。この瞬間接着剤方式はどうもまだうまくいかなくて、いいたるみ!と言えるものはまだ1つも出来ていません。
もうちょっと色々試してみないとなぁ。。
チッピング
今回はMr.カラー 日本陸軍戦車色後期迷彩色カラーセットの土地色を使います。スポンジの切れ端に塗料をつけてやる、スポンジチッピングというやつをやります。
ラッカー塗料なので、えっそれ失敗したらアウトじゃん!という状況なのですが、なぜか好きなんですよね。。タミヤアクリルより粘度が高いのもあって、チッピングがしやすい気がします。ペタッと貼ってペロッと剥がすときの感触が好きです。
エッジ周りを中心にチッピングをしたのが上の状態です。
ドライブラシとピグメントによる泥汚れ
エッジ周りにエナメルのフラットホワイトでドライブラシをしてハイライトを入れました。泥汚れはタミヤのウェザリングマスターAセットをライターオイルでドロッとさせたものをハケで車体に少しずつ乗せました。
またウェザリングマスターAセットのサンド系のピグメントを付属のハケで車体にガサガサとつけていきました。全体的に色の濃淡がやや薄くなって(退色した感じになって)風合いが自然になります。
転輪周りは少し色が暗すぎるので、モデルカステンから出ているミリタリーピグメント超級のコンクリートライクをアクリル溶剤で溶いたものをランダムに置いてみました。
製作途中の写真がないので完成写真。うーん、分かりにくい。
アンテナの接着
最後にアンテナをつけます。0.5mm真鍮線を黒く塗ったものをよしなな長さで切断して、アンテナに瞬間接着剤で付けました。
これにて完成でございます!
大洗女子61式戦車の完成ギャラリー
61式戦車が完成しました。かっこよく仕上がりました。
砲身もそれっぽく出来ました。 100均パステルを綿棒でこすりつけたものをそのまま砲身先端にこすってつけただけです。でも良い感じ。
迷彩を塗った段階ではかなりくっきりとしていましたが、フィルタリングやピグメント等で最終的にはこんな具合になりました。それらしい状態に着地したと思います。
続いて後ろから。
横からも見てみます。
61式戦車のこの砲塔後方部の形がドツボです。超かっこいいです。大好きです。ベランダではあまり良く撮れなかったのでお散歩で良い感じにカバーしようと思います。
さらにバックショット。
かっこいいのであります!
というわけで大洗女子所属にしてみた61式戦車でした。自衛隊の戦車かっこいいですなぁ。やっぱり車両番号とかに漢字が入るとぐっときます。2色迷彩もかっこいいです。
またキットを(何かの勢い的なアレで)購入してしまったらちゃんと自衛隊仕様で作ろうと思います。
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