[戦車塗装] カバさんチームの三号突撃砲F型が完成です!(中編)

German Assault Gun Sturmgeschütz III - Girls und Panzer, Oarai, Kaba-san team

前編に続いて今回は中編となります。前編では組み立てと基本塗装までやりましたので、中編は塗装を進めつつ履帯をたるませたりします。



[ガルパン] カバさんチームの三号突撃砲F型の塗装

前回までのところで基本塗装が終わっていてこんな状態になっています。今回もいつものごとく筆でちまちまと塗っています。

まぁ基本塗装を塗っただけなので、まだまだしょぼいです。いい感じにするべく頑張ります。


ムニつき

例によってアクリル溶剤でムニつきましたが、ジャーマングレイだとあまり変化がないらしく、やってもやらなくても良かったんじゃないかという気もしますが、塗装面が若干荒れたであろうことがこの後の工程で生きてきているはずだと信じています。もうちょっと色が明るいといい感じの変化があるのですが。。。詳しくは下記の記事を参考にしてくださいませ。


転輪を塗る

転輪の塗装は細かい上に失敗も多くて数も多くて後半になる程ダメになっていく修行的なものでしたが、最近は楽にやる方法が見つかったので、だいぶ心が軽くなりました。

僕はアクリル塗料で車体を塗っているので、エナメル塗料で転輪を塗ります。そしてスミ入れもエナメル塗料でやります。転輪を黒く塗りつつ、はみ出たところはエナメル溶剤をつけた綿棒を使って拭き取ります。

スミ入れ後の拭き取り時に、スミ入れ塗料を拭き取りつつ、同時に転輪のはみ出しも拭いちゃうわけですね。エナメル溶剤はエナメル塗料を溶かしてもアクリル塗料を侵食しないので、はみ出しを拭き取るだけでいい感じになるのであります。

以前はアクリル塗料で転輪を塗っていて、はみ出さないように気をつけながら塗りつつ、はみ出したところはまた基本塗装色で上から塗ったりしていたものでした。よくあんなつらい作業をやっていたもんです。。

今回はエナメル塗料のフラットブラックをライターオイルでやや薄めたものを使っています。


スミ入れ

転輪を塗り終わったところでスミ入れをします。エナメル塗料のフラットブラックをライターオイルで薄めたものを太めの筆で適当に塗りたくります。15分くらいしたらこんな感じに乾きますな。

続いてエナメル溶剤を含ませた綿棒(僕は100均の大量に入っているものを使っています)で余計な部分を拭き取ります。全部綺麗に拭き取ってしまうと味がないので、残したり残さなかったり、この辺は気分でやります。

転輪の塗装時にはみ出したものはここで拭いておけばいい感じに整います。

けっこういい感じの質感になってきました!スミ入れを拭き取った時の戦車が僕はけっこう好きです。


細部塗装

細部を塗っていきます。アハトゥンク・ガールズ&パンツァーをみながら適当にそれっぽい色で塗りましょう。もちろんネットの画像を見ながらでも良いと思います。

金属部分はメタリックグレイ、持ち手の部分はレッドブラウンです。両方ともエナメル塗料を使います。はみ出して車体についてもエナメル溶剤をつけた綿棒で拭き取ればOK。※最近下地にバフを塗ってレッドブラウンを入れるようになりましたが、この時は普通にレッドブラウン単色。

テールライトも塗ります。こんなちっさいところに綺麗に塗るのは難しいので、エナメル塗料のレッドやオレンジをそれぞれ穴を埋めるように塗ります。乾燥後、くぼんでいないところをエナメル溶剤でふき取ると、窪みに色が残って上のような状態になります。

こういうの、塗料の特性がわかって知恵がつくまでどうして良いか分からないんですよね。。


デカールを貼る

付属の水転写デカールを貼ります。水につけて30-60sec くらいですかね、すっと剥がれるようになるので、それを車体に移し替えていきます。剥がれ防止のため、マークセッターで固着させました。

さらにここまでの作業を残すのと、デカール保護も兼ねて、つや消しトップコートを吹き付けておきます。


ドライブラシをする

続いてドライブラシをします。僕はドライブラシを愛してやまないので、けっこう早い段階で一度ドライブラシをしてみたりします。今回のようにベース色が暗めの車体だと、ドライブラシが映えるのでとりあえずテンションが上がりますね!

今回はエナメル塗料のフラットホワイトでドライブラシをしました。

この工程、楽しかったのか写真を撮り忘れました。。ドライブラシの手法的な話は下記の記事を参考にして下さいませ。


履帯/キャタピラの塗装

ここいらで履帯も何とかしましょう。付属の履帯は良い感じに黄色いので、まずは履帯っぽい色になってもらいます。今回はアクリル塗料のダークアイアンを気長に筆で塗りました。若干水を加えて粘土を下げてから塗ると捗ります。

エアブラシを使えば一瞬で終わる作業を時間をかけてちまちま塗る、それが私の筆塗り戦車道。


履帯/キャタピラのウェザリング

ここはお手軽ウェザリングの出番ですので、下記の記事の手順でエイヤーと(他のものと一緒に)塗装をしてしまいました。


履帯をギラギラさせたい

普段はメタリックグレイで履帯にドライブラシをして終了、なのですが、今回は銀色でドライブラシをすることにしました。以前購入したんですが、筆塗りがイマイチやりにくいラッカー塗料のシルバー君です。あんまり使う機会がないのでこの子で履帯をギラギラさせます。

こんな感じになりました。いい感じ。


履帯を装着する

いい感じになったところで履帯を車体に装着します。

なんかゆるい。せっかくゆるいので、履帯をたるませてみます。タミヤやイタレリの履帯は接着剤では固定できないのですが、この黄色っぽい履帯はできるような気がしてやってみました。使っているのは普通に100均に売っているハケタイプの瞬間接着剤です。

ティッシュを詰めたり筆を詰めたりしながら、たるみをつけつつ、上部転輪の周りに瞬間接着剤を塗って固定します。30分くらいこのままで放置すると外しても良い感じのまま残ってくれます。


車体下部をウェザリングする

ちょうど良いので車体下部のウェザリングもしておきます。油彩具のバーントアンバー少量をライターオイルで溶いて茶色の液体を作ります。

これを車体下部にえいやーっと塗ります。下のような感じになりますな。

完全に乾燥する前にピグメントを振りかけます。使うのは100均パステルのダークイエロー。茶漉しで削ります。

そして乾いた筆で優しく載せていきました。


しばらくすると色が落ち着いてきて良い感じになります。目立ちすぎるなと思ったら綿棒で優しく擦ると取れちゃいます。



中編はここまで

というわけでカバさんチームの三突も履帯の装着が終わり、車体下部もいい感じになり、あとは前面で楽しんだら完成なのであります。次は後編、仕上げと完成ギャラリーまでいく予定です。

それではー。